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図書館

本学の所蔵コレクション

大阪工業大学図書館で所蔵している本学出身者の作品や貴重書について、ご紹介します。

工大コレクション展示

当館所蔵コレクションの「記念図書」「玉置文庫」の図書を定期的に公開・展示しています。
稀少な図書や歴史的に価値のある図書など、普段目にする機会が少ないものも多数あります。
展示場所は、工大図書館大宮本館2階 学術雑誌室です。

2023年3月1日~新5号館移転まで「江戸時代の作庭書と庭園ガイド」を開催しています。
詳しくは図書館からのお知らせをご覧ください。

ポスターをクリックすると、展示の詳細をご覧いただけます。

                
▲現在の展示の詳細はこちら
▲前回の展示の詳細はこちら

■バックナンバー
 過去に行った展示について、ご覧いただけます。
 ※タイトルをクリックするとPDF版のポスターが開きます。
 北斎と風景版画(2022年3月1日~2022年8月31日) 【詳細はこちら】
 
国宝犬山城(2021年9月1日~2022年2月28日) 【詳細はこちら】
 
鳥獣戯画 知られざる世界(2021年3月1日~2021年8月31日) 【詳細はこちら】
 
伴大納言絵詞―絵巻に見る応天門の変―(2020年10月5日~2021年2月28日) 【詳細はこちら】
 
淀川両岸一覧 琵琶湖から天満まで旧淀川の旅(2020年2月3日~2020年9月30日) 【詳細はこちら】
 
フランク・ロイド・ライトの建築(2019年9月30日~2020年1月31日)
 神道大辞典(2019年5月27日~9月27日)
 帝國議會議事堂建築の概要(2019年1月7日~5月24日)
 日本の庭づくり(2018年8月6日~12月24日)
 淀川両岸一覧 三十石船の旅淀川両岸一覧(2018年4月2日~8月3日)
 伴大納言絵詞―絵巻に見る応天門の変―(2018年1月6日~3月31日)
 フランク・ロイド・ライトの建築(2017年10月2日~12月22日)
 広重と浮世絵(2017年7月1日~9月30日)
 

本学出身の作家・芸術家 所蔵一覧

谷甲州(小説家) 1 2
桂木希(小説家)
たなかじゅん(漫画家)
芸術作品一覧

谷甲州氏の著作物・活動等については、非公式FC「青年人外協力隊」もご覧ください。
コレクションの趣旨や収集方法は、本学出身作家・芸術家作品および情報コレクションの形成についてをご覧ください。


記念図書

1980年9月工大独立図書館の竣工を記念して、東洋・西洋の建築学関係の図書、特に建築史を中心に充実を図りました。 東洋建築学については、日本、中国、朝鮮の三カ国の社寺に関する図書を、新刊書・古書を問わずあらゆる方面から収集した こともあって、この分野の図書はほぼ完全に網羅できたと確信しています。また、西洋建築については、ルネッサンス建築に 関する図書資料を可能な限り集めました。本ページではコレクションの一部を公開していますので、ご覧ください。

コレクション閲覧について

  • サムネイル画像をクリックするとメイン画像が表示され、メイン画像をクリックすると元画像が表示されます。
  • 記念図書は閉架として保管しています。実物をご覧になりたい方はメインカウンターへご相談ください。
  • 所蔵している図書については 「記念図書目録」 をご覧ください。
  • 記念図書は「工大図書館コレクション展示」として、大宮本館2階学術雑誌室で定期的に 展示・公開しています。

記念図書 コレクション閲覧

●"A Treatise of The Five Orders of Columns in Architecture"

(Claude Perrault 1708)
(「建築における円柱の五つの様式」クロード・ペロー著 1708年 ロンドン)全頁

本書はクロード・ペロー(1613-1688)によってフランス語で書かれた物を、1708年英語で翻訳した初版です。 この著作は、書名(タイトル)に示されているように、(1)トスカン様式(2)ドリア様式(3)イオニヤ様式 (4)コリント様式(5)混合様式の五つの様式の柱礎、円柱、長押(なげし)の調和と特性をとりあげたもので、 古代から近世の建造物を実測し、研究記述されています。著者のクロード・ペローは、17世紀フランスの、ルイ14世時代の 医師・建築家で、フランス建築家養成のための王立建築アカデミーの創設に貢献しました。また前世紀から始まるルーブル宮の 建設に参画し、近世フランスの建築様式を代表する有名なルーブル宮東正面を作っています。


●"The First(-fift)Booke of Architecture"

(Sebastian Serly 1611)
(「セルリオの建築書」セバスチャン・セルリオ著 1611年 ロンドン)全頁

このセルリオの著作は、1537年イタリアで出版された建築の図解を本格的に取り入れた最初の物であり、 17世紀以降の、イギリスの建築史上に大きな影響を与えた書物です。その影響は、イギリスの劇場にまで及び、宮廷の 仮面舞踏会の舞台装置の設計に応用されています。
原書の著者セバスチャン・セルリオ(1475-1554)は、ボローニア生まれのイタリア建築家で、フランス王フランソワ一世に 招かれて、フランス建築家の養成にあたりました。
この英語訳は、1606年にアムステルダムで出版されたオランダ語版からの初版であり、翻訳者は不明です。


●"Les Dix Livres d'Architecture de Vitruve"

(Claude Perrault 1684)
(「ヴィトルヴィウスの建築書」クロード・ペロー訳 1684年 パリ)全頁

本書の原書は、紀元前1世紀のローマの建築家ヴィトルヴィウスの著した建築書、正確には「建築に関する十巻の書」であり、 古代ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスに献じられた、現存する最古の建築理論・技術書です。
そして、15世紀イタリアに始まるルネサンス建築の形成にとって教科書的な役割を果した極めて重要な書物です。
本書は、クロード・ペロー(1613-1688)によるラテン文からのフランス語訳です。


●"Iqvattro libri dell'architettura"

(Andrea Palladio 1570)
(「建築四書」アンドレア・パッラディオ著 1570年 ヴェニス)全頁

本書の邦訳版『パラーディオ 建築四書 注解』(資料ID:18511183、請求記号:523.051|| K)を所蔵しています。

著者のパッラディオ(1508-1580)は、イタリア、ルネサンス末期の最も優れた建築家であり、ヴェニスを中心とする 北イタリアで活躍し、多くの優れた建築作品を残しています。彼は世界各地の建築様式に永続的な影響を与えましたが、 それは彼の建築実作とともにこの名著「建築四書」によるものと言われています。 この著作には、後世「パッラディアニズム」 として知られるようになった、建築の諸原理が含まれており、(1)建築様式および基本的諸問題、(2)住宅建築、 (3)公共建築と都市計画、 (4)寺院の四つの部分で構成されています。これらは、古代ローマ建築と遺構の研究から 生まれたものでありますが、その簡単明瞭な文章とともに、ほかに並ぶもののない木版の美しい建築挿絵が、この著作を最も 影響力の強いものにしたと言えるでしょう。


玉置文庫

玉置豊次郎先生(1899-1984)は1899年(明治32年)大阪府のご出身で、大正12年東京帝国大学工学部 建築学科を卒業後、帝都復興院復興局技師、愛知県建築部長などを歴任なさいました。1956年(昭和31年)2月より 1979年(昭和54年)3月まで23年間にわたって大阪工業大学建築学科の教授として教育・研究に従事されました。 この間、優秀な人材を多数育成され、1969年には勲四等瑞宝章に叙勲、1984年(昭和59年)逝去されました。 (没後、正五位)その後、遺志により蔵書2308冊が大阪工業大学に寄贈されました。 本ページではコレクションの一部を公開していますので、ご覧ください。

コレクション閲覧について

  • サムネイル画像をクリックするとメイン画像が表示され、メイン画像をクリックすると元画像が表示されます。
  • 玉置文庫は閉架として保管しています。実物をご覧になりたい方はメインカウンターへご相談ください。
  • 所蔵している図書については 「玉置文庫目録」 をご覧ください。
  • 玉置文庫は「工大図書館コレクション展示」として、大宮本館2階学術雑誌室で定期的に 展示・公開しています。

玉置文庫 コレクション閲覧

●白木屋の大火(1933:白木屋編、資料ID:18607070、請求記号:317)

以下、抜粋
1932年(昭和7年)東京日本橋にあったデパート白木屋で起きた大火災は近代的ビルディングでの火災の恐ろしさと 上層階からの避難と救助の困難さを知らしめるものでした。写真に写っている消防関係者は半纏(はんてん)姿で手には さまざまな組の纒(まとい)が握られています。まだこの時代は近代消防といえど町火消しのスタイルが色濃く残されて いたことがわかります。火災の原因はクリスマスセールのためのセルロイド製のディスプレイが過熱したためとされています。


●京都驛惨事記録(1935:京都府警察部編、資料ID:18607101、請求記号:317)

以下、抜粋
1934年(昭和9年)は室戸台風など災害が多発した年でした。このような事情により新年早々に発生した京都駅での 群衆将棋倒し事件はあまり知られていません。海軍に入隊する青年を見送りに来た人々が列車の発車間際に駅構内になだれ込んだ ため跨線橋上でパニックとなり、将棋倒しにより死者77名、負傷者157名の大惨事となりました。