課題解決のための情報技術

ネットワークデザイン学科 
講師 山本 雄平

山本 雄平
2020.06.15
  • AIによる冷蔵庫内の在庫管理

    AIによる冷蔵庫内の在庫管理

  • IoTによる研究室入退室管理システム

    IoTによる研究室入退室管理システム

 皆さんの身の回りには至るところにデータが溢れています.例えば,今ではほとんどの方が持っているスマートフォンでは,カメラで撮影した画像や,GPSで測位した位置情報のような各種センサによる計測データなどが記録されています.さらに,通信技術の発達により,これらのデータはネットワークを通じてインターネットに蓄積され,ビッグデータと呼ばれる膨大なデータ集合を形成しています.ビッグデータには,人々にとって有益な情報を内在している場合が多く,適切に解析・処理できれば現状把握や課題解決,新たな知識の獲得に繋がります.

 ここ数年では,ビッグデータを処理,分析して活用する事例は,研究レベルだけでなく,実際に提供されているサービスや製品にも反映されており,製造業や小売業,教育,政治,スポーツなどあらゆる場面でデータを活用する事例が増えてきていることが実感できると思います.こうした背景には,計算機(コンピュータ)の性能の向上したことに加えて,IoT(Internet of Things)により今までに無かった様々データが獲得できるようになったこと,AIや人工知能と呼ばれるデータの処理技術が進歩したことなどがあります.

 最近では,生活の中でもこうした技術が至るところに活用されて,「何が出来て」「何が出来ないのか」が周知されつつあり,今後はさらに安定的に実用化を目指すサービスや製品の開発が進むことが予想されます.こうした中では,具体的な課題に対して,利用できそうなデータを取捨選択あるいは新たに取得し,適切な方法で処理・分析できるデータサイエンティストが求められるでしょう.

 当研究室では,こうしたマルチメディアなビッグデータに対して,AIやIoTといった知能情報処理技術を応用して,変遷する社会的な課題を解決するための情報通信システムの研究開発に取り組んでいます.世の中には,簡単に解決できない課題がまだまだありますが,情報技術をうまく活用すればその解決に近づくこともできるはずです.情報技術の習得と併せて,課題の本質は何か,技術やデータをどう使えば問題解決に繋がるかを意識してみてください.


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