|
チューブやハサミやピンセット。我々の身の回りのものを分子レベルで作る。高度な合成技術や分子設計を利用することにより、このようなことが可能となっている。これらの「分子道具」の中には、本物を上回る機能性を発揮するものまであり、化学の世界の広さに驚くばかりである。本研究では、「イオン認識化合物の分子設計およびセンサとしての性能評価」をテーマに、おもしろいイオン認識分子道具を創製している。特定イオンのみを捕まえてフタをする「宝石箱」。特定のイオンを識別して捕まえる「蝶」。特定イオンを挟むと蛍光を発する「ピンセット」。これらの分子道具は、実用的なセンサとしての性能も十分発揮しており、特許出願に至っている。これらの分子道具にさらに付加価値を付けるべく、液晶材料としてのアレンジも行っている。現在、外部温度によって認識機能が変化する温度可変型イオン認識化合物の創製に成功している。
|