イノベーションを生み出す 共創・共感のデザイン思考 NEDO特別講座 ロボットサービス・ビジネススクール 学校法人常翔学園 大阪工業大学
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20日 時2017年4月28日(金)・29日(土)場 所徳島大学ロボットによる地域活性化をメインテーマに徳島大学常三島キャンパスでNEDO講座(徳島会場)を開催し、社会人や学生33人が参加。4月28日午前は教養教育棟5号館302・303号室において、デザイン思考、テクノロジー、MOT(技術経営)分野それぞれの有識者の講演内容を紹介する。 徳島におけるイノベーションといえば、2014年ノーベル賞を受賞した中村教授が開発された青色発光ダイオードや、葉っぱをビジネスモデルとして売る「いろどり」という上勝町の取り組みが挙げられます。 徳島大学では、特に、地域活性化の目的でイノベーション教育を推進しています。昨年度まで、ものづくり教育として工学部の創成学習開発センターがあり、それ以外に、徳島大学では、もともと、特許相談や社会実装を担う産学連携センターがあります。これら全てを、学生のイノベーション教育という名目で統合してできたのが、創新教育センターです。この基盤の下に、教養教育としてのイノベーション教育科目群が設定されています。 創新教育センターにおいては、新規アイデアの創出、学生プロジェクトの運用、アイデアの社会実装の3つのサポート体制を敷いています。新規アイデアの創出としては、「徳島大学イノベーションチャレンジ」と銘打ち、アイデア創出ワークショップを行っています。学生プロジェクトは、基本的に学生自らやってみたい活動を実践する形で、昨年度は、ソーラーカーやロボコン、人工衛星など全部で10のプロジェクトが動きました。 そして、社会実装を加速させる仕組みとして、国立大学発クラウドファンディング「OTSUCLE(おつくる)」の取り組みがあります。OTSUCLEでは、教育、研究、社会貢献の3つの事業資金をサポートします。昨年は、ソーラーカープロジェクトをはじめとする6件の事業をサポートし、資金調達に成功しています。 徳島大学では、人類最大の課題を解決し、地域が発展する産業を創出するという目標を掲げています。イノベーション人材を育てることによって、この目標を達成できる人材を輩出することが、徳島大学のイノベーション教育の成すべき役割と考え、取り組んでまいります。NEDO講座での実践事例集徳島大学におけるイノベーション教育の推進徳島大学教養教育院 北岡 和義 講師ロボットによる地域活性化【徳島会場】

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