建築・都市デザイン工学専攻 大学院:工学研究科(博士前期・後期課程)

都市デザイン工学コース

都市デザイン工学コースでは、都市および地域とそこで営まれる人間活動を対象として、自然環境と調和し共生のできる社会基盤について、その整備や維持管理のための幅広い高度な技術と考え方を学びます。

積極的に企業や行政と共同研究を行うことで、各分野の専門家とのつながりをつくる。
都市デザイン工学では、実際の設計・施工・維持管理を担当する企業や都市空間を管理する行政とのネットワークを大切にします。本学は大阪市内という立地条件や、独自の教育・研究環境を活かして、学外との共同研究を積極的に行っています。
企業や行政と一緒に研究やプロジェクトに取り組むことで、各専門分野の最先端を知る人たちと知り合い、都市づくりのスキルを専門家から直接学ぶことができます。人と人との“つながり”を重視する、建設業界をはじめとするものをつくる分野で、人間関係を築く貴重な機会になるはずです。
研究の議論の場の創出と完成度を高めるためトップクラスの学会発表件数を誇る。
本コースでは、土木学会をはじめ土木・建築・都市デザインに関連したさまざまな学会への研究論文発表を積極的に支援しています。2014年度の土木学会関西支部での発表件数は約20件と、私立大学ではトップクラスの発表数でした。
このような講演会や技術展示会などでは、大学院生の研究が優秀賞を受賞するなど、研究の成果が学外からも評価されています。こうした学会発表の場は、自ら研究・開発した結果について研究者や現場に伝える良い機会となり、大学院生は発表を通してプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を向上させています。
西日本最大規模の構造実験センターを活用し、土木構造物の挙動を深く理解する。
都市デザイン工学コースの研究では、より正確で高度な実験結果を得るために、できる限り実際に近い、大きな設備で実験することが重要です。本学には、八幡工学実験場に西日本最大規模の構造実験センターがあり、道路や橋などの載荷試験が行える試験装備をはじめ、疲労試験機など大型試験設備を研究に活用しています。
こうした質の高い実験を積み重ねることで、土木構造物の挙動をさまざまな方向、新たな視点からみいだすことができます。また、企業や行政との共同研究に参加する機会もあり、社会とのつながりの中から多くを学びます。