概要

意匠と商標の国際的な活用に向けて、商標取得のためのマドリッド制度と中国意匠・商標制度の基礎とその最新事情を知るためのセミナーです。
マドリッド制度の説明をWIPO日本事務所の担当者に行っていただきます。 また、中国制度については、中国人の代理人が日本語で解説します。
意匠・商標の国際的な権利取得とその活用を、中国の事例を通じて、まとめて学ぶことができます。
皆様の奮っての参加をお待ち申し上げております。

※下記の三つの講演を、ご希望に応じて選択し、ご受講下さい。

講演概要  【言語:日本語】

第一部 13:30~15:00  「マドリッド制度の概要/Global Brand Database の活用」
世界知的所有権機関(WIPO)日本事務所 吉岡 めぐみ 氏
第二部 15:10~18:15  「中国意匠・商標制度の基礎と最新事情」
講演1 中国商標制度   15:10~16:40
北京銀龍知識産権代理有限公司 商標代理人 傅 文浩(フ ブンコウ)氏

講演2 中国意匠制度   16:45~18:15
北京銀龍知識産権代理有限公司 商標・意匠部副部長 中国弁理士 許 凱(キョ カイ)氏

詳細

講演内容及び講師略歴

第一部 「マドリッド制度の概要/Global Brand Database の活用」
マドリッド制度は、外国で商標権を取得したい場合に、締約国(現在98加盟国/地域)の中から権利を取得したい国を指定することにより、複数国に同時に出願するのと同等の効果を得ることができる制度です。
当該制度の活用により、権利取得時の費用の削減だけでなく、中長期的な商標管理費用の節約にもつながるメリットがあるとされています。
本セミナーでは、マドリッド制度への理解を深めていただくとともに、WIPOが提供している無料の検索オンラインツール「Global Brand Database」の使用方法等についてもご紹介いたします。

【講師】 吉岡めぐみ氏 世界知的所有権機関(WIPO)日本事務所 コンサルタント
特許庁商標審査官として、国内出願の審査の他、日本を指定するマドプロ出願の審査に従事。
経済産業省製造産業局模倣品対策室、同省通商政策局通商機構部、特許庁国際協力課、同庁商標審査基準室等を歴任。

第二部 「中国意匠・商標制度の基礎と最新事情」
日本にとって、中国は最も重要なビジネスパートナー国の一つであり、中国でのビジネスの成功には、意匠権、商標権の活用が不可欠ですが、特許権に比較してこれらの権利の活用はあまり進んでいないように思われます。
本セミナーでは、入門編として中国の意匠法、商標法、それぞれの制度の基礎を丁寧に説明します。その上で、意匠に関しては、最新の重要情報である、GUIに関する法改正、ホンダ意匠事件について説明します。また、商標に関しては、OEMを中心とする最新情報(PRETUL事件)についても説明致します。
これらの説明を通じて、参加された皆様に中国の知的財産制度についての、包括的な理解を深めていただきたく思います。
(なお、講師については、変更の可能性がありますこと、予めご了承願います)

【講師】
(1) 講演1 「中国商標制度について」 傅文浩(フブンコウ)
大阪大学大学院 法学政治学専攻 知財プログラム 終了
北京銀龍知識産権代理有限公司 商標・意匠部 商標代理人

(2)講演2 「中国意匠制度について」 許凱(キョカイ) 中国弁理士
北京工業大学 工学部 建築工程学科 卒業、東京大学大学院 工学系研究科 建築構造 修了
北京銀龍知識産権代理有限公司 商標・意匠部 副部長 中国弁理士 商標代理人

日時・場所など

開催日時 平成28年11月10日(木)13:30~18:15(開場・受付開始13:00~)
場所 大阪工業大学 うめきたナレッジセンター (グランフロント大阪北館タワーC9階)
定員 80名 ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法 本ページのフォームをご利用ください。
申込期限 11月8日(火)
受講料 無料
お申し込み
終了しました。
お問い合わせ

大阪工業大学 知的財産研究科 事務室

〒535-8585 大阪市旭区大宮5丁目16-1 1号館10階
E-mail:OIT.Pbu@josho.ac.jp
TEL:06-6954-4163
FAX:06-6954-4164