セミナーの趣旨

大阪工業大学知的財産研究科では、知財の学びの機会を広く学外に提供することにより、関西地方の知財関係者が自由に集えるプラットフォームを形成していきたいと考えています。このたびその一環として、無料の「関西知的財産セミナー」を開催することといたしました。

この度、 北浜法律事務所オブカウンセル・弁護士の谷有恒氏をお招きし、著作権侵害の主体をめぐる議論について講演いただきます。

セミナーは対面(大阪工業大学梅田キャンパス)、オンラインのハイブリッド形式で開催します。 皆さまの振るってのご参加をお待ちしております。

概要

開催概要

テーマ 誰を訴えるか、何をすれば訴えられるか − カラオケから音楽教室まで
(著作権侵害の主体論)
開催日 2024年3月18日(月)
開催時間 【開場・受付】17:30
【講演・質疑】18:00~19:30
場所 大阪工業大学 梅田キャンパス(OIT梅田タワー)2階 204セミナー室
(大阪市北区茶屋町1-45) →交通アクセス

*フォームによる参加受付後に、オンライン会議ID、資料配付方法をメールでお知らせします。
申込方法 本ページのフォームをご利用ください。
定員 40名(梅田キャンパス)、200名(オンライン)
申込締切 2024年3月16日(土)
参加料 無料

講演の概要

現代の社会でコンテンツの提供、利用には複数の者が関与することが多いです。プラットフォーム自体を提供する者、プラットフォームにコンテンツを提供する者、プラットフォームを介してコンテンツを利用する者。そこでの著作権侵害が疑われる場合、著作権者側としては、誰を被告とすれば侵害行為を止めることができるか、誰から損害賠償をとれるかは大問題で、空振りは避けたいです。コンテンツを提供、利用する側としては、差止めの被告とされることも、損害賠償を請求されることも避けたく、「私ではなくあの人です」と言いたいでしょう。

昭和63年3月15日のクラブキャッツアイ事件(いわゆるカラオケ法理)から令和4年10月24日の音楽教室事件まで、様々な判例と議論が重ねられましたが、この問題について整理しつつ考えてみたいと思います。

講師のご紹介

講師近影 谷 有恒(たにゆうこう)氏
北浜法律事務所 オブカウンセル・弁護士
愛知大学法科大学院教授
元大阪地方裁判所部総括判事

<略歴>
89年司法試験合格、92年裁判官任官、東京地裁と大阪地裁の知財部に在籍し、大阪地裁と札幌地裁で裁判長を務めるほか、法務省訟務局付検事、司法研修所民事裁判教官を経験し、21年定年退官、22年弁護士登録、愛知大学法科大学院。
主な著作として、「形態の商品等表示性再考」(日本工業所有権法学会年報第46号)、「商品形態の商品等表示該当性」(商標・意匠・不正競争判例百選第2版)、「インカメラ手続による書類提出命令の必要性判断」(特許判例百選第5版)、「地図の著作物性」(著作権判例百選第6版)がある。

お申し込み

下記申込みフォームに必要事項をご入力の上、送信して下さい。

参加方法必須

1.または2.をお選びください。
姓(Last Name)必須(Required) (例)工大 姓(読み) (例)こうだい
名(First Name)必須(Required) (例)太郎 名(読み) (例)たろう
ご所属
(Organization)必須(Required)
(例)大阪工業大学
部署・役職(Department/
Position)

必須(Required)
(例)知的財産研究科 教授
ご連絡先(E-Mail)必須(Required) (例)info@oit.ac.jp
E-Mail(確認)必須(Required) (例)info@oit.ac.jp※コピーせず入力してください
ご連絡先(電話) (例)0669544163
お問合わせなど
(Inquiry if any)

今後、登録いただいたメールで、大阪工業大学知的財産学部・研究科からのセミナー等のご連絡をさせていただくことがあります。

お問い合わせ

大阪工業大学 知的財産研究科 事務室

〒535-8585 大阪市旭区大宮5丁目16-1 1号館8階
E-mail:OIT.Pbu@josho.ac.jp
TEL:06-6954-4163
FAX:06-6954-4164