命なき機械に魂を吹き込む。

Source for growth成長のポイント

ロボットプロジェクトでは、競技会に参加するためのロボットを毎年新しく設計・製作します。ロボットプロジェクトに加入する学生は、大半がロボット作りの経験がありません。しかしプロジェクトで培った技術を先輩方がしっかりと伝授することで、二年目には自分で設計してロボットを動かすことができます。またロボット競技会で良い成績を収めるために、高校で学んだ電気回路やプログラミング、数学、力学などの知識をベースに、より実践的な課題をプロジェクトメンバー全員で取り組みます。専門知識や技術の獲得だけでなく、計画のマネージメント能力、プロジェクトメンバーや担当教員とのコミュニケーションを通した交渉力など、社会に出たときに大いに助けとなる力が身につきます。

Gorls for growth活動目的・内容

ロボットプロジェクトは、「NHKロボコン」や「レスキューロボットコンテスト」など全国規模のロボット競技会に出場し、好成績を上げることを目的のひとつとしています。プロジェクトは1号館1階「モノラボANNEX」と呼ばれる施設で活動しています。活動は主に授業が終わる夕方から始まります。ロボットの製作は作業が多岐にわたるため、ボディの設計、電気電子回路の作成、プログラムの作成などで担当を分けています。ただし担当の作業だけで終わることはなく、たとえばモーターを制御する場合は、電気電子回路担当とプログラム担当が一緒に作業します。そのため相手に状況を正しく伝え、相手の言っていることを正しく理解するためのコミュニケーション力が重要になります。

Location of activity活動場所

大宮キャンパスモノラボANNEX(1号館1階)

Message from faculty指導教員からのメッセージ

田熊隆史 教授(工学部電気電子システム工学科)
小中高の頃にロボットを作りたい!という人は多かったと思いますが、技術的に難しかったり、お金がかかったりして、ほとんどの人は断念したと思います。ロボットプロジェクトはそんな皆さんの作りたい!という気持ちを後押しします。本学ロボットプロジェクトにはロボットを作る施設と技術、そしてロボットを作りたい仲間がいます。いろいろな人が集まって技術やアイデアを出し合い、一つのロボットを作っていく経験は、何物にも代えられません。大学に入って授業を受けるだけでは物足りないと思った人は是非、ロボットプロジェクトに足を運んでください。「普通の」大学生活では経験できないことが沢山待っています。

Organization's Websites団体ウェブサイト(外部)

https://oitrobotp.wixsite.com/oit-monolab-robotpj

Voice report学生の声

中谷敦紀さん
工学部電気電子システム工学科4年
(村田機械株式会社内定高田高等学校卒業)

内容は取材当時のものです

エンジニアリング探求演習(PBL)が私をロボットプロジェクトに惹きあわせた。

電子部品の製作などに興味があり、電気電子システム工学科への入学を決めましたが、1年次のときの授業「エンジニアリング探求演習(PBL)」で実際に機器を動かすためのプログラミングに触れる機会があり、センサやカメラを制御してロボットなどを思いのままに操ることができることに強く惹かれました。そこで、ゼロから設計・製作までを学生だけで行うロボットプロジェクトに入りました。プログラミングは先輩から教えてもらいながら独学で習得し、3年次ではチーフプログラマとして「NHK学生ロボコン」に出場するロボットのプログラミングを担当しました。学科の学びでは電子回路の組み立てなどハード面を、プロジェクトではプログラミングなどソフト面を。それぞれの学びが相乗効果を生み、センサやモーターなどの動作原理を理解した上で、プログラミングを行うことができたので、今までチームになかったノウハウや技術など多くのことを取り入れることができました。チームで協働し、自分たちの力だけでロボットを作り上げた経験は大学生活で何事にも代えがたい経験だったと思います。内定先でも、この経験を生かして固定概念に囚われない柔軟な発想を持って、ロボットや機械の製作に携わりたいと考えています。