最終目標は「Bridgestone World Solar Challenge」。
エンジニアとして挑戦する日々。

Source for growth成長のポイント

ソーラーカープロジェクトでは、ソーラーパネルやバッテリー、モーターなど電気の知識や、車体情報の通信システムなど電子情報の知識、さらにサスペンションの構造、ボディの空力特性といった機械の知識など、エンジニアリング系に代表される“電気電子システム”“電子情報システム”“機械工学”の知識を幅広く学ぶことができます。これらの知識を幅広く修得した“オールラウンダー”や、専門的な知識に特化した“スペシャリスト”など、自分がなりたい理想のエンジニア像を目指せます。

Gorls for growth活動目的・内容

ソーラーカープロジェクトの活動では、ソーラーカーの設計・製作、およびソーラーカー大会における優勝を目的に活動をしています。ソーラーカーの設計・製作については、学生が主体となりソーラーカーに関わる知識の調査や技術の習得を行っています。また、コンピューターシミュレーションを使ったボディ構造の最適化や車体の性能試験などから、理論やデータに基づいたものづくりに注力しています。大会出場については、「World Green Challenge」や「SHIRAHAMA ECO-CAR CHALLENGE」などのソーラーカーの大会に参加しています。これらの大会は複数日程で開催されるため、チームメンバーで共同生活を送り、レースでの完走・上位入賞を目指してソーラーカーの運転、整備およびレース作戦の立案を行っています。

Location of activity活動場所

大宮キャンパスモノラボANNEX(1号館1階)、第1部室棟2階

Message from faculty指導教員からのメッセージ

伊與田宗慶 准教授(工学部機械工学科)
ソーラーカーと聞くと、少し平和的かつ牧歌的なイメージを思い浮かべる人も多いかと思います。しかし、実際に大会に参加すると、そこにはエンジニアの卵である学生達の熱い戦いが繰り広げられていることに驚くでしょう。連続走行によりトラブルが発生する車両の修理、常に変化し続ける太陽光の日射量に応じた作戦変更など、大会中の学生は、戦うエンジニアの目をしています。その真剣な一瞬一秒こそが、学生を成長させる貴重な経験です。そして、その舞台に立ち、自らそしてチームが持つ力を存分に発揮するためには、日々の積み重ねこそが何よりも大事です。ソーラーカーの熱い戦いから自身を大きく成長させたいと思った皆さん、お待ちしています!

Organization's Websites団体ウェブサイト(外部)

https://oit-scp.jimdo.com/

Voice report学生の声

大岳さん
工学部電気電子システム工学科4年
(大学院工学研究科進学兵庫県立尼崎工業高等学校卒業)

内容は取材当時のものです

世界の舞台を夢見て。挑戦は終わらない。

高校生の時から、ソーラーカーやエコ電カーの製作、レース出場をしている部活に所属していたので、大学でソーラーカープロジェクトに入ることに何の迷いもありませんでした。学科で学んだ電気関係の知識をプロジェクト活動で実践し、プロジェクト活動で得た知見を研究活動に生かす。「勉強」「プロジェクト」「研究」の全てが目標であるオーストラリアで開催されるソーラーカーレースの最高峰「Bridgestone World Solar Challenge」への一歩になっていると実感しています。私たちのソーラーカーはそのほとんどを一から手作りしています。私は主に電気回路図の設計、計測システム、灯火類などを担当しており、そのすべてがチームオリジナルです。最も重要な点は“如何にしてエネルギーロスを減らせるか”、そして“壊れずに求められる性能を引き出すことができるか”。回路設計だけでなく、配線距離を短くするための工夫や車体の空気抵抗、振動や気温など、多様な要素を複合的な視点で捉え、改良を加えていく必要があります。学びを即実践できる環境が学生でありながら、本当のエンジニアとして成長することができたと感じます。ゴールや正解が用意されていないので、学科の学びに加え、必要な知識と技術を身につけ、チーム全員で一つの目標に向かっていく。大学院に進学するので、これからも、世界の舞台に立つことを目標に挑戦を続けていきます。