OIT研究室ナビOIT研究室ナビ

大阪工業大学の最先端の研究を紹介大阪工業大学の最先端の研究を紹介

工学部

応用化学科 配位化学研究室


配位圏は美しい
 人類が認識している元素は118でそのうち97を金属元素が占めています。生命を維持するためにはこれらの金属を含む化合物が不可欠です。そのような化合物の中の金属原子の周りでは、じつに多様な反応が起こっています。その役割を知り生命活動の謎を解くためには、金属と有機物とが接する場所である配位圏を理解していくことが必要です。配位化学研究室ではこのことを念頭に置き、金属原子がさまざまな有機物と形づくる新しい化合物や、それらが集合して形成する大きな分子の形を解明しようと努力しています。


配位圏は美しい

主な研究テーマ

  • 配位高分子合成と構造
  • 化合物半導体薄膜成長
  • 淀川学(淀川と人々との関わり―過去,現在,未来)

指導教員

野村 良紀 教授 (ノムラ  リョウキ)

専門分野

  • 配位化学
  • 有機金属化学
  • 材料化学
  • 淀川学

教員メッセージ

 金属原子と有機物との組み合わせは、事実上無限に存在します。これまでだれも試したことのない組み合わせで美しい形を実現すること、配位化学研究室で進めている研究の目標を一言で表すとこうなります。このような形をした配位化合物には、さまざまな可能性があります。その一つが、生物の身体の中で日頃から行われている反応によく似た反応を目の前で引き起こす可能性です。したがって、新しい配位化合物をつくり出すことで、生命現象を理解進める材料を提供することになります。

在学生メッセージ

 配位化合物は、正四面体や正八面体、正方形などの幾何学的に対称な形をもとにできあがります。金属と有機物をうまく組み合わせるとそれらが入れ子になってつながり、大きなかたまりをつくりあげることができます。このかたまりは、見た目は複雑な形ですが金属原子の周りは正八面体などの単純で規則正しい形になっています。できあがりの形を想像しながら、原料である金属の化合物と有機物を選び、反応し、思い通りの形に組み上がったときには本当にうれしいものです。

この研究がかなえる未来

 金属原子やイオンと様々な有機化合物がつくりあげる配位化合物は,幾何学的に美しい形をつくりあげます。それは金属原子の周囲にありそれを取り囲む特別な場所,「配位圏」に基づくもので,それを理解することでさらに美しい形へ導くことができます。また,このような配位化合物はただ単に美しいだけではなく,生命の仕組みを支えていることが過去数十年の配位化学に関する研究から明らかになってきました。配位化学研究室ではこれまでにない新しい組み合わせで,配位化合物をつくるとともに,それを組み合わせ2次元3次元のつながりを生み出し,生物の身体の中で起こっているような反応を試験管の中で実現しようとしています。

関連コンテンツ Content関連コンテンツ Content