教員・研究室

教授

松村 潔

専門分野生理学 / 神経科学

メッセージ

私は大学で電子工学を、大学院では基礎医学を学びました。それ以降、生理学という分野で教育・研究をしています。生理学の目的は、私達が起きていても寝ていても、体内の状態が適切に保たれている仕組みを明らかにすることです。それは病気の原因を理解し、治療する上でも重要です。私は「脳と免疫系」、「体温と免疫系」をキーワードにして、研究を行っています。体の中は謎だらけです。みなさんも謎解きに参加してわくわくしませんか。

学位 医学博士
学位授与機関 大阪大学
担当科目 人体生理学Ⅰ / 生物実験 / 生物情報工学 / バイオイメージング / 生物情報学特論
居室 大宮東1号館3階
メールアドレス kiyoshi.matsumura
(メールアドレスは個人名の後に「@oit.ac.jp」をお付けください)

所属研究室

生命科学系 生命科学分野 生体情報研究室

バイオイメージング(細胞内および細胞間の情報のやり取りを可視化すること)によって、脳科学などの研究へとつなげます。
(1)神経-免疫連関:神経系と免疫系のあいだには相互連絡があり、それが私たちの健康をささえています。その破綻が疾病をもたらします。しかし、この分野には未解明の部分が多く残っています。神経生物学、生理学、組織化学、分子生物学の手法を使って、この問題に取り組みます。脳や免疫系に興味のある人を歓迎します。
(2)温度適応の分子・神経機構:私たちの体温は、ほぼ一定に保たれています。それは、脳と神経系によって実現しています。近年、このしくみに関わる様々な分子や神経細胞が明らかとなってきました。これらの要素がどのように統合されて、体温の恒常性が実現しているのかを、神経生物学、生理学、組織化学、分子生物学の手法で明らかにします。脳や内分泌系に興味のある人を歓迎します。
(3)生命科学実験システムの構築:生体や生体サンプルを対象にした刺激、計測、データ処理システムを構築します。装置を自作したり、プログラムを書くことが好きな人を歓迎します。
(4)STEM教育の重要性を痛感しています。その一環として、ガラスビーズ1つで細胞を視ることができるPETボトル顕微鏡の改良を続けています。地域の小学生を対象にした理科教室などで作ってもらい、子供たちが驚く様子をみるのが楽しいです。詳細は下記HPで。
卒業研究・修士研究テーマ

皮膚へのメントール刺激で活性化する脊髄および一次感覚神経、皮膚へのメントール刺激で活性化する脳領域、血小板由来サイトカインCD40Lによる発熱関連分子の誘導、など

研究室ホームページ >