太陽光研究や水質調査などで「観察力」を、
海外学生との合同研究で「人間性」を磨く

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ニュースで環境問題に興味を持ち、工学部なら具体的な問題解決の方法まで学べそうだと考えて本学科に進学しました。高校は普通科でしたが、本学にある教育センターをはじめ勉強面でのサポートも充実し、太陽光発電や淀川の水質調査など実験や実習も多かったので、学問に興味を持って取り組むことができました。特に実験を通しては、先入観を持たず、広い視野で物事を注意深く観察する力が身に付いたと思います。

環境は地球規模で考える問題も多いため、国際的なプログラムが充実していることも本学科の特長です。私は1年次にオーストラリアでの海外語学研修に参加し、2週間ホームステイをしながら学びました。3年次に取り組んだ国際PBLでは、インドネシアの学生と大阪のヒートアイランド現象対策をグループで研究。海外の学生の積極性に刺激を受け、学びの意欲も高まりました。いろんな人の考え方に触れ、価値観の違いを肌で学んだことで、人間性も成長したと感じます。

研究室では、熱中症予防のための指標である潜在有効発汗量PESの妥当性についての検討を、先輩から引き継いで取り組みました。気象や人体のデータから運動中の発汗量を推定し、熱中症になる危険性を予測しようという研究です。私は研究室メンバーの協力のもと、運動時の人体データを収集し、最大酸素摂取量や心拍数などにも細かく踏み込んだ指標で検討できるようにしました。