手描きの演習で鍛えた設計力で
住人の命の安全を守る家をつくる

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ものづくりが好きで将来は建築業界で働きたいと考え、就職率の高い本学科に入学しました。授業は実践的なものが多く、例えば2、3年次の「設計演習」では手描きで図面を作成したり、模型をつくります。最初は小さな家の設計からスタートするのですが、図面を描いたことのない私にはとても難しかったことを覚えています。それでも、業界の第一線で活躍される先生からマンツーマンで指導していただき、建築コストや風の通り方、光の当たり方などを意識した設計を行えるように。最後に取り組んだ庁舎の設計は先生からも高評価で、自分でも大きな成長を実感できました。他にも、実際に機器を使用して測量を学べる「測量学」など、実学重視の学びの環境が本学科の特長だと思います。

研究室では、室温や湿度など環境と健康の関係に着目し、一定条件下の室内におけるヒトの体内水分量の解析を行いました。研究室内での定期報告会や他の研究室との合同中間発表会、論文作成後の発表会など、人前で話す機会が豊富で、プレゼンテーション能力も向上しました。この力は設計や現場管理の職種でも、お客様と接する際に生かせると考えています。

今後の夢は、「家づくりは、そこで暮らす人の命を守る仕事」という使命感を持ちながら、お客様に喜んでいただける住宅をつくることです。「この家を建てたのは自分だ」と誇りに思える仕事ができるよう励み、将来的には一級建築士の資格取得をめざします。