梅田という立地を生かした
実習でのリアルな実体験が
空間クリエイターへの道を後押し

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梅田キャンパスの近くにファストファッションの大型店舗があり、商業空間の内装デザインの面白さに感動して、インテリアを学ぼうと決めました。授業で特に印象に残っているのは、「空間デザイン演習」です。梅田の地下街のリノベーション企画に挑戦し、私はステーショナリーショップのプランに取り組みました。また、「北梅田研究会」ではキャンパス周辺の居酒屋やブティックを取材して、店舗の歴史やコンセプトなどをまとめた冊子を作成しました。忙しい中にあっても取材を快く受けていただき、ありがたさを感じると共に、様々なことにチャレンジしようという気持ちが生まれるきっかけとなりました。

卒業研究のテーマは、様々な栽培技術で生産した食材(野菜・果物)を使用したイタリアンレストランの設計です。現代社会では、お金を払えば当たり前のように食材を入手できます。しかし、その食材がどのように生産されているのかを知る機会はほとんどありません。食材の生産から消費までの流れを実感できる場所があれば、多くの人が「食」と「農」に興味を持ち、当たり前のように食材が手に入る幸せを再認識できると考えたからです。模型制作など大変なこともたくさんありましたが、周囲の協力を得て仕上げることができ、仲間のありがたさを実感できました。研究室メンバーの結束力は学内でもトップレベルだと思います。

内定先企業を志望したのは、将来、飲食店、物販店、ショッピングセンターといった商業空間の空間づくりに携わりたいと考えたからです。在学中は難しい課題もコツコツと努力を重ねることで克服できました。この経験を生かして、困難な状況に遭遇した時も、学生時代のように地道に努力して目標を達成したいと考えています。