ソーラーカープロジェクトでの企業への広報活動で
技術だけでなく社会人基礎力も成長した

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数学の教員免許取得に挑戦でき、また、ものづくりを広く学べば将来の選択肢も広げられると考えて本学科を志望しました。入学当初は機械系の知識がありませんでしたが、小まめに気にかけてくれる気さくな先生が多く、安心して学べました。

学生時代で印象に残っているのは、1年次から参加したソーラーカープロジェクトです。私は事務を担当し、大学から支給される年間予算の管理や、鈴鹿サーキットなどで催される大会への出場申請、協賛企業への広報活動を行いました。この経験によって教員だけでなく企業への就職も考えるようになり、その後の進路を見直すきっかけになりました。また、2年次に鈴鹿サーキットで開催される国内最大規模の大会にて、出場したクラスで第3位になり、メンバーと歓喜を分かち合ったことも忘れられません。チーム内で能動的に行動することで達成感が大きくなることを学び、積極性を培えたと思います。学科でのグループ演習にも主体的に臨み、コミュニケーション能力など、社会人基礎力をさらに高められました。一方で、「自分にもっとスキルがあれば」と感じることもありました。社会に出たときに後悔しないように納得いくまで学び切りたいと思ったことが、大学院進学を決めた理由です。大学院では、学科の研究室で取り組んできた、コンプレッサから冷蔵庫本体へ伝わる振動を抑える研究を発展させる予定です。

プロジェクトに教職課程、研究、さらにはピアサポーター、国際PBLの参加など、在学中は多忙な毎日でしたが、周囲に頑張る人たちがいたから、私も最後までやりきることができました。先生からの「悔いが残るのであればあきらめない方がいい」という教えを胸に、大学院でもさまざまなことに挑戦したいと思います。