システム開発のスピード化を目指し、
人の手による業務の効率化に取り組む

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プログラミングを始めたのは、大学に入ってからです。プログラミングのサークルもあったのですが、しっかり学ぶためには週に1回程度の活動では十分でないと感じて独学で勉強しました。

研究室ではソフトウエア工学を専門としています。設計手法や人的リソースの管理など、プログラマーの領域というよりは、システム開発・設計において最初に行うシステムエンジニアの上流工程をメインに扱うゼミです。私はどちらかといえば、コードをガンガン書いてプログラミングしていきたいタイプなのですが、上流工程を学んでおくことで、プログラミングがより理解できるのではないかと考えたからです。現在は、ソフトウエアのリリース前にバグを特定する手法を研究中です。過去のソースコードをすべて収集した上で、バグになりうる箇所を推論します。社会には様々なシステムがあり、10年、20年かけて開発されたものは必然的にバグが増えています。現在のところ、こうしたバグの特定は人間の手作業で行われ、修正によってどのような影響が発生するのかなど、多くの検証が欠かせません。しかし、ソフトウエアのリリース前にバグを特定できれば、ソフトウエア開発の無駄を省くことが可能になり、開発の高速化につながります。

内定先企業は、Android端末のアプリケーション開発に取り組んでいます。あまり知られていませんが、Androidはスマートフォンアプリだけでなくテレビやエレベーターのタッチパネルなど意外なところで活用されており、社会インフラを支えるシステムも開発しています。また、古いバージョンのAndroidを用いたシステムが多くの場所で存在するため古いシステムを保守する一方で最新のAndroidに搭載された新しい技術を取り入れたシステムもどんどん開発する企業です。このような企業は未来の発展性が高いですし、またこれまでの経験を生かして実績を作れる環境であると考えています。