制作だけではなく、つくったものを“魅せる”技術も習得
家具メーカーとのコラボでオリジナル商品をリリース

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現在、卒業研究として取り組んでいるのは、オリジナル家具の商品化です。個人的な活動として、デスク回りのガジェットやDIYをテーマにYouTubeを配信していたところ、九州の木材家具メーカーの社長と知り合い、そのメーカーと協力して家具をリリースすることに。2022年3月の発売を目指し、「ガシェットを美しく充電できるラック」を開発しました。PCやスマホ、イヤホンなどの配線をすっきりと整理できる、スタイリッシなラックです。

小学生の頃から車や電車といった乗り物のデザインが好きで、将来はデザイナーになると決めていました。そして、建築からプロダクトデザインまで幅広く学べる空間デザイン学科に入学。1年次のときに受講した造形演習では、スケッチや様々な素材をつかった立方体の制作、写真の撮り方など、建築・プロダクトデザイン双方に必要な基礎技術を学ぶことができました。また、キャンパスが大阪・梅田にあり、最先端の建築や広告に触れられる環境があること、周囲に技術が高く知識も豊富な学生がいたことなど、とても刺激的な環境で学べたことも良かったと思います。

また、プロダクトデザイン演習では物をつくる過程での試行錯誤だけではなく、制作物の魅力をより効果的に伝えるための手法として、ポスターやパンフレットの制作、写真・動画の撮影・編集、さらに、プレゼンテーション技法なども学ぶことができました。コロナ禍でオンライン授業が中心となったとき、自宅で過ごす時間を利用してYouTubeチャンネルを開設。人にデザインの良さを伝えるにはどうすればいいか、もっと動画見てもらうにはどうすればいいかかを考えながら、動画の制作を続けました。チャンネルは現在、2万人近い登録者を獲得しています。

これらの経験や実績が評価され、アスクル株式会社に内定。アスクルには自社ブランド「ロハコ」があるため、商品開発に携わりたいと考えています。自分のプロダクトで、世界の人々に笑顔や驚きを届けるのが目標です。