文理融合の学びと実践的な演習から
データサイエンスを通して価値創造を実現する

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この学科を選んだ理由は、情報系分野の側面からアプローチするデータサイエンスに興味があり、また将来的には自分の持つ知識や経験を活かすクリエイティブな職業に就くことに憧れていたからです。就職率の高さも魅力的でした。文理融合学科のため、学科生のバックグラウンドも文系出身や理系出身など様々ですが、情報科学部に属しているため学びの根幹にあるのは統計学と情報技術です。プログラミングをはじめとした様々な技術分野を実践的に学べるのは大阪工業大学ならでは。授業では数学に関連する内容を頻繁に扱いますが、基礎から丁寧に学び直しができるため数学が苦手な方や文系出身の方でも安心できるかと思います。プログラミングが好きで、理系的な情報分野から文系的な経営の基礎まで幅広く学びたい方に向いている学科です。

特に印象に残っている授業は「データサイエンス実践演習」です。中でも授業内で行ったゲーム形式の経営シミュレーションは特に印象的です。これは、マネジメントゲームと呼ばれるもので、2人1組で1つの会社を受け持ち、5チームほどの他社がいる中で安定して自社の業績を伸ばしていくための戦略を検討します。経営方針を練りながら資金繰りを調整する中で、実際のビジネスに即したデータの使い方や解析方法の基礎を楽しく学修できました。解析で得られた数値を活かしたり、その裏の意味を考察したりしながら意思決定をしていく経験はとても面白いものでした。授業を通して経営に対して様々な面での認識の変化が得られたのもとても良かったです。

入学して驚いたことは、データサイエンスは幅広い分野と結びついているということ。集めたデータをどう活かすか検討し、価値創造を実現するために、データサイエンスの専門知識や数学以外にも必要な知識は多くあります。異なる分野の知識を土台として応用するような発想力もまた不可欠です。データサイエンス学科にはそれらを得るための、文系的なカリキュラムや学内セミナーも充実していると感じます。経済学や経営学を学ぶこともできるのは、文理融合という強みが活かされている点だと思います。

データから新たな価値を創造するにはどの分野においてもより意欲的に学び、それを真の意味で自分のものにする必要があります。また、物事に恐れず挑むことで得られる新たな視点も大切です。私はこれからも、この学科で様々な知識や経験を吸収して、自身のスキルアップに励みたいと考えています。