プログラミングの基礎から最先端の情報技術まで深く学び
その自信から色々なことに挑戦できた

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大阪工業大学に入学すると決心したのは、情報系技術を持った人材の需要が高いと考えたからです。高校時代から、演劇部でPCをつかって音響・音声を作っていたため、こうした技術に親しみがありましたが、入学時点ではプログラミングはまったくの初心者。そのため、基礎からプログラミングを学べたことはとても助かりました。1年次の後期からC言語を学習し、その後Javaを学び、2年次の後期にはもう一通りプログラムが書けるようになっていました。3年次では画像処理や情報科学演習などの授業内でPythonも学びました。また、演習のゲーム作成課題では設計書作成からコーディングまでを1人でこなし、これまで学んだことが身についていることを確認できました。また、最初に書いた設計書どおりにゲームを完成させられたことから、設計書作成が得意なことにも気づけました。

3年次の夏には本学の学生とタイの協定校・タマサート大学の学生とで行う協働プロジェクト「国際PBLプログラム(オンライン)」に挑戦しました。協働で取り組む課題はシミュレーション上のロボットが目的地まで移動しながら、チェックポイントごとに画像処理のゲームを突破していくというものでした。海外の学生たちとオンラインで情報交換しながら、プログラムを開発しました。英語でコミュニケーションしながらのグループ作業は大変でしたが、タイの学生たちの技術への探究心の旺盛さがとても刺激になりました。

研究室としては画像処理研究室に所属し、360度カメラの映像から写真構図・観光ランドマーク・顕著性などを考慮して、魅力的な撮影アングルを発見する技術について研究に取り組みました。例えば,この技術は観光地を撮影した360度映像に適用すれば、その観光地で写真映えのする撮影スポットを自動的に発見してくれます。また、これまでプロでも気づけなかった撮影スポットさえ発見できる可能性を秘めています。

卒業後は電子通信関連の企業でITサービスエンジニアとして働きます。これからは大学で身につけた技術や知識への探求心や新しいものへのチャレンジ精神を発揮して、人々の負担を減らし、より良い社会の実現に貢献していきたいと思います。