世界レベルの研究経験が
技術者としての自負と成長になった

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私が大学院への進学を決めたのは就職活動シーズンを迎える直前の頃。同じ研究室にいる大学院生の勧めで、自らの研究テーマを深掘りし、さらに電気を探究してみたいと考えるようになりました。学部での研究テーマではあらかじめ課題が用意されていることも多いですが、大学院では自ら課題を見出し、それぞれのアイデアや手法を生かして自由に研究活動できる点も魅力的だと感じました。

学部時代で最も印象に残っているのが、PBL(Problem-Based Learning:課題解決型学習)です。私は3年次に履修し、実際に研究室に数か月配属されて、卒業研究さながらに実験や開発、成果発表など一連の研究活動を行いました。そのとき、ある装置のミニモデルをつくって動かし実験評価を行ったのですが、これまで行ってきたどの研究よりも実践的で私が望んでいたものでありました。この経験により、あらためて電気を学ぶ面白さに気づき、その後の研究室選びにも非常に役立ちました。

研究室に所属してから、自由な発想で、従来の原理を応用し、まだ誰も取り組んでいない技術の開発や成功事例の提案に挑戦しています。内定先の三菱電機では世界中に販路があるので、在学中に培った技術を世界へ、発信するのが夢です。