アクセスポイントを用いた位置情報システムを研究
ネットワーク構築に強みを持つ技術者に

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受験生の時、将来のことを考えたところ、データサイエンスのなかでもネットワーク分野には活躍の場がたくさんありそうだと考えました。そこで先生に勧められて大阪工業大学のことを知り、受験しました。他大学にも合格していましたが、自分の将来の目標や本当に学びたいことを考えたとき、大阪工業大学が一番理想的だと考え、入学を決めました。

もともと理系だったものの、情報系に関して知識はなく、プログラムについて学んだのは大学に入学してから。入学後、プログラミング言語やネットワーク、セキュリティについて基礎から学ぶことができました。周りの学生も、ほとんどが私と同じ初心者でしたが学び始めて1年間で全員がプログラムを書けるようになっていました。最初は、なぜプログラムが動くのかさえ分からなかったので、自分の作ったプログラムが初めて思う通りに動いたときの気持ちは忘れられません。また、選択科目でアルゴリズムの授業も受講。かなり難しい内容でしたが、のちに挑戦した基本情報技術者試験にとても役立ちました。

ネットワーク構築を極めるため、アクセスポイントを用いた位置情報システムを開発する研究室に所属。無線LANのアクセスポイントの識別子であるBSSIDと信号強度(RSSI)などを用いて機械学習を行い、屋内や地下なども含めて大学構内で「いまどのエリアにいるか」を判定するシステムの構築を研究。私は卒業研究として、大学の授業やイベントなどの情報を、どこからでも確認できるスマホアプリの開発を手掛けました。3人のグループのなかで、ユーザーにアプリをどう見せるかを考える役割を担当。できることを自分で見つけ、率先してチームに貢献する力が身についたと思います。

内定先はネットワークインフラを構築・管理する企業の最大手。これまでに学んだ知識や技術を活かすだけではなく、絶えず成長できるよう行動し、お客様にいかに貢献するかを第一に考えられる技術者になるのが目標です。