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情報科学部

ネットワークデザイン学科 運動生理学研究室


握力発揮時の筋電図計測
有酸素運動は、循環器系のトレーニングになるばかりでなく、認知能力に関わる前頭部の脊髄灰白質の減少を防ぐことが知られています。本研究室では、記憶や認知と運動との関連性についての研究を行っています。また、認知については、視覚情報を主に用いて、注意の集中や分散、錯視等の研究も行っています。最近、新たに触覚認知についても検討をし始めています。触覚認知について検討することにより、中途視覚障害者の方が触読をされる際に手助けとなる認知方法や記憶方法などを考案できればと考えています。もう1つのテーマとしては、日頃運動不足の方向けに、どうやったら運動を楽しくして頂けるかということをねらいとして、運動を促すシステムを開発しています。運動を安全かつ継続的に行えるような工夫について検討し、日常生活における運動量増加を目指しています。


握力発揮時の筋電図計測

主な研究テーマ

  • 認知・短期記憶などの研究
  • 歩行等の動作分析
  • 運動促進システムの開発

指導教員

井上 裕美子 教授 (イノウエ ユミコ)

専門分野

  • 運動生理学
  • 認知・心理
  • 動作分析

教員メッセージ

人を対象とした運動生理に関する実験・解析を行っています。
主なテーマとしては,運動と認知、運動中の脳酸素動態の変動、バイオフィードバック関連の研究を行っています。また、運動を促進させるようなシステム開発も行っています。生理情報や運動、ものづくりに興味のある人、大歓迎です。

この研究がかなえる未来

少子高齢社会を迎え、いかに健康寿命を長くするかが大切になってきています。また、身体の健康だけでなく、質の高い生活を送るためには、認知や記憶も重要なキーワードになっています。運動を通して、認知や記憶にアプローチすることで、より質の高い生活が送れるように基礎研究を行っています。

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