ソーシャル・
オープンイノベーションチャレンジ

学生主体で実社会の
課題解決に挑む
実践型プロジェクト

What’s new

概要

産官学民による課題解決「ソーシャル・オープンイノベーションチャレンジ (ソイチャレ)」は、企業や行政が抱えるリアルな業務・地域課題に、アイデアソン・ハッカソン形式で挑む実践型プロジェクトです。大学の専門性を活かし、産官学民が連携して新しい街づくりに取り組むとともに、アイデア発想力やビジネス創出力を育みます。

AI・IoT・データ・XRを活用して、産業・行政・学術・地域の「産官学民」連携で課題に挑みます

特徴

業務・地域課題の解決に向けて、 長期間にわたり継続的に取り組みます。 アイデアの創出にとどまらず、 社会実装までを対象とします。 企業・行政などのステークホルダーと連携し、 事業化の可能性を実践的に検証します。

主なイベント キックオフ、アイデアコンテスト、チャレンジコンテストを開催
参加対象 大学生および大学院生、高校生の参加も歓迎
主催 北大阪商工会議所、大阪工業大学
協賛 ソフトバンク株式会社、富士通Japan株式会社、リコージャパン株式会社、株式会社カプコン、枚方信用金庫
協力 枚方市役所(政策推進課、都市計画課、文化財課)、枚方信用金庫、枚方ビオルネ、枚方宿鍵屋資料館、水都大阪コンソーシアム、ひらかた地域産業クラスター研究会、ハーモニークラブ、大阪工業大学情報科学部学生担当委員会
審査員 ソフトバンク株式会社、富士通Japan株式会社、リコージャパン株式会社、株式会社カプコン、枚方信用金庫、北大阪商工会議所ほか

表彰制度

優れた成果をあげたチームには、 次のような表彰があります。 大賞は、個別審査により決定します。 その他の賞については、アイデアコンテストおよび チャレンジコンテストへの参加チームの中から 審査によって決定します。

表彰の主旨・基準など
大賞 地域課題に対して優れた提案を実装、もしくは社会に展開するにあたって十分に実証したチームが選定されます。
最優秀賞 審査員の相対評価によって、最高点を得たチームが選定されます。
優秀賞 審査員の相対評価によって、基準点を超えた数チームが選定されます。
奨励賞 高校生以下のメンバーで構成されたチームを対象とし、審査員の相対評価によって基準点を超えた数チームが選定されます。
各ステーク
ホルダー賞
各ステークホルダーの審査員によって、ステークホルダーの課題を解決しうる提案や成果を出したチームが選定されます。
北大阪商工会議所賞 北大阪商工会議所の審査員によって、優れたビジネスモデルの提案や成果を出した1チームが選定されます。
ソフトバンク賞 ソフトバンクの審査員によって、社会貢献度の高い提案や成果を出した1チームが選定されます。
富士通Japan賞 富士通Japanの審査員によって、異業種間連携(クロスインダストリー)を重視した地域課題を解決する提案や成果を出した1チームが選定されます。
リコージャパン賞 リコージャパンの審査員によって、デジタルトランスフォーメーション(ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる)に関連した提案や成果を出した1チームが選定されます。
カプコン賞 カプコンの審査員によって、アイデア創出に際して社会課題に向き合い、社会にワクワクをもたらす創造的なアイデアを出した1チームが選定されます。
枚方信用金庫賞 枚方信用金庫の審査員によって、DXを活用した地域課題を解決する提案や成果を出した1チームが選定されます。

代表的な成果

  • 百済寺跡AR・VRプロジェクト

    大阪府枚方市にある百済寺跡は、国の特別史跡に指定されている貴重な史跡です。しかし、その歴史的価値はまだ十分に知られていません。

    そこで本プロジェクトでは、奈良時代の百済寺をCGで復元し、現実風景の中によみがえらせて体験できるAR・VRアプリを開発しました。枚方市文化財課と連携したイベント展示を経て、現在は現地のQRコードからスマートフォンで利用できるWebアプリとして公開しています。学生の制作物が地域社会で実際に活用されています。

    ※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

  • オープンファクトリと
    連携したオリジナルカードゲームを
    用いた企業振興

    本プロジェクトは、子どもや求職者が地元企業を十分に知らないという課題に対し、オープンファクトリーと連携して企業の魅力を伝える取り組みです。

    企業の技術や特徴を反映したオリジナルカードゲームを企画・改良し、「不器用ファクトリー」や「大阪・関西万博」などのイベントに出展して来場者と実証を重ねました。楽しみながら企業理解を深める新たな広報手法として展開しています。

  • AIが創る未来の
    広告体験システムの実装とその運用

    近年、デジタルサイネージを導入する企業が増加し、パーソナライズ広告の活用が課題となっています。しかし、多くは一定時間ごとに広告を切り替えるのみで、目の前の顧客に最適な情報を提供できず、効果を十分に発揮できていません。

    そこで、年齢や性別の属性ラベルと視聴者データを照合し、最適な広告をリアルタイムに表示する仕組みを提案しました。くらわんか花火大会に合わせて枚方ビオルネで実証実験を行い、多くの来場者から好評を得ました。

  • 鍵屋の歴史を発信する
    IT×リアル謎解きゲームの開発

    市立枚方宿鍵屋資料館の「若年層の来館者を増加させたい」というニーズに対して、「訪れたくなるエンターテインメント要素」と「魅力を引き出す視聴覚に訴えかける展示」の実現を目指し、「資料館の魅力を発信するIT×リアル謎解きゲームイベント」を実施しました。このイベント実施のため、タッチパネルやICカードリーダ、画像認識カメラなどを搭載したゲーム端末を自作しました。

  • Wi-Fiセンシングに基づく
    危機管理AIシステム

    商業施設や駅・空港、イベント会場などの大規模エリアを対象に、来場者が所持するスマートフォン等のWi-Fi端末から発信される電波を検知し、人数や人流をリアルタイムに把握するWi-Fiセンシング方式を開発し、そのプロトタイプを製作しました。さらに、実環境でのフィールド実験により有効性と精度を検証するとともに、取得した人数・人流データを活用し、混雑緩和に向けた効果的な情報提示手法や、安全で効率的な避難誘導方法を開発しました。

  • 「3Say」で市民の「声」を
    政策へつなぐ

    市政に市民の声を十分に反映するためには、世代や立場に応じた参加しやすい仕組みが必要です。そこで、市民が自分に合った方法で意見を発信し、合意形成につなげる市政参加システムを提案することを目的としました。

    市政参加システム「3Say」は枚方市公式SNSと生成AIを活用しています。若い世代にはAIチャット、高齢者には自由記述、意見を出しにくい人には選択式回答を用います。ポイント付与により参加を促し、市民の声を整理して政策に生かします。

  • Talk to Hirakata City:
    ブロードリスニングの実践と
    集約意見の可視化

    行政と市民の関係が変化する中、双方向の対話の重要性が高まっています。しかし、自由記述による意見の集約は容易ではなく、年代や性別による偏りも生じやすいという課題があります。

    そこで、偏りを抑えて市民の声を把握する仕組みを構築しました。大規模言語モデルをローカル環境(非接続)で稼働させ、人口構成(年齢・性別)に応じて回答を補正することで、市民意見の全体傾向を短時間で可視化できるようにしました。

  • PRコンテンツ生成・配信アプリ
    ~外国人観光客への情報発信~

    訪日外国人に観光情報を映像コンテンツとして提供することで、水都大阪の魅力を効果的に発信できます。そこで、観光客へのお勧め観光ルートや興味あるキーワードに応じた観光情報を映像コンテンツとして自動生成して配信できるシステムを開発しました。また、コンテンツの配信方法やユーザーインターフェイスの工夫、撮影した映像素材を使った実験でその可能性を検証しました。

  • 避難所運営支援システム

    Wi-Fiセンシング技術により避難所内の滞在人数を把握するシステムを提案しました。本システムでは、感染症の感染者数や体温センサで検知した体温異常者数のデータを無線通信により災害対策本部へ伝達します。さらに、各避難所の空き状況に基づき感染者や体温異常者を適切に隔離・誘導し、安全確保と感染拡大防止を支援します。あわせて、社会実装を見据えたビジネスモデルも構築しました。

  • エディブルフラワーを用いた街活性化

    カフェで見かけるエディブルフラワー(食べられる花)の美しさに魅了されますが、スーパーなどでは手に入りにくいという課題があります。

    そこで、エディブルフラワーを身近な食材にするため、情報技術を活用して誰でも簡単に栽培できる装置の開発に取り組みました。また、摂南大学と協力してエディブルフラワーを使ったクッキーやブラウニーも開発し、枚方市農業まつりで展示したりしました。

  • 環境発電IoTを利用した地域防災

    IoT(モノのインターネット)により、屋外センサの情報を無線で収集する技術が注目されているが、安定した電源確保が大きな課題です。

    そこで、周囲の微小エネルギーを活用する環境発電技術に着目し、放射冷却を利用した夜間発電を用いるIoT実験を実施しました。さらにその応用として霜害などの異常低温を検知するシステムを構築し、枚方市内に設置して長期運用試験を行い、有効性を検証しました。

  • 歩行者安全システム「ひらぱす」

    枚方市駅周辺の再整備計画に着目し、横断歩道での安全な歩行者空間の確保を目的としています。

    提案システムでは、AIによる物体検出や顔検出を活用することで、横断しようとしている歩行者を検出し、予測された年齢・性別から自動車に情報を表示しています。また、バリアフリー・ユニバーサルデザインを意識したピクトグラムを使用することで、年齢、性別、国籍等に関わらず全ての人が理解できるような設計を実現しました。

  • コンジョイント分析を用いた
    枚方市駅周辺における
    駐車場の選好構造と需要予測

    枚方市駅周辺は再開発予定で、迷惑駐車が事故・渋滞・イメージ低下を招きます。利用者と駐車場側の需要と供給のズレを数値で見える化します。

    この取り組みでは、コンジョイント分析で効用値を求め、既設駐車場の評価、需要の平準化、距離と料金の関係による料金提案を行いました。さらに路上駐車との効用差から、路上駐車を減らす割引額(10〜600円/時)も推定しました。

  • 画像AIに基づく
    水辺ゴミの可視化と環境問題への
    行動変容の促進

    本プロジェクトは、水辺の環境改善に取り組む団体と連携し、画像AIを活用して浮遊ゴミを可視化し、環境問題への行動変容を促す取り組みです。

    サップで回収したゴミの量に応じてキャラクターが成長するスマホゲームを開発し、楽しみながら清掃活動に参加できる仕組みを提案しました。さらに、画像AIによる水中ドローン映像中のマイクロプラスチックなどの検知にも挑戦しています。

  • メディア技術を活用した
    絵本ライブ効果の可視化

    本プロジェクトは、絵本ライブの魅力が十分に伝わりにくいという課題に対し、メディア技術を活用してその効果を可視化し、オンライン展開を可能にする提案です。

    カメラによる表情認識や音声計測、コメントの感情分析を通じて参加者の反応を定量化し、樹木の成長などのビジュアル表現でフィードバックします。さらに、メタバース空間を活用することで、対面・オンライン双方で臨場感のある体験環境の構築を目指しました。

  • XR技術・DX技術を用いた
    生産性向上プログラム

    本取り組みは、中小企業における技術者不足により、スキル伝承や生産性向上が難しくなっているという課題に対し、XR技術・DX技術を活用して解決を図るプロジェクトです。

    作業データの可視化やデジタル化、リモート指導の導入により、熟練技術の効率的な継承と作業改善を支援します。技術の「見える化」によって、持続可能な人材育成と現場力の向上を目指しています。

  • 360度カメラを用いた
    撮影スポット候補の自動検出

    観光地にある定番の撮影スポットは、観光地の職員やプロカメラマンが時間をかけて選定しています。しかし、広いエリアを人が網羅的に探索する場合、多くの時間と労力が必要です。

    そこで、360度カメラ映像から写真構図に基づいて撮影スポットを自動的に見つける仕組みを提案します。これにより、360度カメラを持って歩くだけで、撮影に適した場所を自動で検出できるようになります。

ソイチャレで活用できる施設「DXフィールド」

DXフィールド

枚方キャンパスに設置されている国内最大級の大規模実証実験施設「DXフィールド」を、実社会の課題解決に向けた検証フィールドとして活用可能です。詳しくはDXフィールド紹介ページをご覧ください。

[幅31m、奥行38m、高さ19.7m、延べ床面積 約1,400㎡]

DXフィールドの内装写真
DXフィールドの正面外観写真
DXフィールドの背面外観写真。真っ白なかまぼこ型の建物の真ん中にDX Fieldのロゴが入っている。
DXフィールドの壁面写真。紺色の壁に大きくDX Fieldのロゴが入っている。

エントリー方法および評価基準

アイデア・チャレンジコンテスト

キックオフを5月頃に実施し、アイデアコンテストは6月頃、チャレンジコンテストは9月頃にエントリーを行います。詳細およびエントリー方法は年度ごとの特設ページをご覧ください。

エントリーの注意事項

  • 2人以上のチームでの参加を対象とします。
  • アイデアコンテストとチャレンジコンテストの両方またはいずれかへの参加が可能です。
  • 過去に発表・受賞したチームも参加できます。ただし、前回からの更新・発展した内容が審査対象となります。

発表会の注意事項

  • 準備が十分でない場合、発表をお断りすることがあります。
  • エントリーが多数の場合、事前審査を行い、発表チームを選抜する場合があります。

評価基準

次の5つの項目について評価します。なお、最優秀賞・優秀賞・奨励賞・企業賞は相対評価、ステークホルダー賞は絶対評価です。

  1. 貢献度:課題を解決するねらいが的確であり、矛盾の無い説明となっているか。ステークホルダーの受けるメリットが明確となっているか。
  2. 独創性:新しい知見や技術などを入れた独創性のある内容となっているか。
  3. 完成度:連携体制や実施内容について無理なく自走できる内容となっているか。
  4. 波及効果:社会に広まる道筋が具体的かつ的確に示されているか。
  5. 計画:プロジェクトの今年度の実施内容と将来計画に実現性が見込まれるか。

ソイチャレ大賞

大賞は、事務局とステークホルダーによってアイデアコンテストやチャレンジコンテストとは独立して審査を行います。過去のアイデアコンテスト・チャレンジコンテストでの発表内容を発展させ、業務・地域課題に対する優れた提案を実装している、または実装に向けた準備が整っているチーム(2人以上で構成)は、評価基準の内容をパワーポイントにまとめ、事務局までご提出ください。 フォーマットは自由です。なお、エビデンスなどの補足資料がある場合は、あわせてご提出ください。

評価基準

  1. 貢献度:ステークホルダーの課題に対する具体的な解決策など
  2. 独創性:独自の考えや手法など
  3. 完成度:実施内容や準備状況など
  4. 波及効果:実証実験や市場調査の結果など

エントリーの注意事項

  • 期日までに提出された資料をもとに審査を行います。
  • 審査の結果は12月末を目途に通知します。
  • 受賞チームには、成果に関する資料を別途作成のうえ、1月頃に開催されるチャレンジコンテストにて発表していただきます。