PROFILEプロフィール
ミシェル オードリーさん
生命工学科 4年次インドネシア 出身(留学生)



私が日本への留学を決意したのは、母国でも日本のように長寿社会を実現したいと考えたからです。日本では「人生100年時代」と言われますが、私の母国では60代を迎えると高齢者と見なされ、病気で寝たきりになる人が多い現状があります。そのなかで、私は食品に着目し、健康寿命を延ばす方法を探求したいと思うようになりました。大阪工業大学に入学し、生物学を深く学びながら夢へと一歩ずつ近づいています。

現在は生体電子工学研究室に所属し、バイオマス由来の糖類を利用した燃料電池の効率向上に関する研究を行っています。有機廃棄物から抽出したD-グルコースを電池燃料として活用し、持続可能なエネルギー源としての可能性を探ることが目的です。研究を進めるなかで技術的な課題も多くありますが、解決策を見つけたときの達成感は非常に大きく、科学の力で社会に貢献できることにやりがいを感じています。
大学生活では、言葉の壁に苦労することも多々ありました。日本語学校と異なり、大学ではすべての授業が日本語で行われます。はじめは授業を理解することが難しく、自信を失うこともありました。しかし、毎日自分の目標を忘れずに努力し、勇気を持って周囲の人に相談することで、少しずつ乗り越えることができました。

また、国際PBLプログラムや異文化交流の機会にも積極的に参加。国立台湾科技大学での国際PBLプログラムでは、多文化のなかで問題解決に取り組む貴重な経験を得ました。異なるバックグラウンドを持つ人々と協力することで、視野が広がり、多文化を理解することの大切さを実感しました。
将来は、食品業界に携わり、健康的で安全な食事を提供する仕事に従事したいと考えています。そのために、さらに専門知識を深め、グローバルな視点を持って成長し続けたいです。食を通じて人々の生活を支え、世界中に笑顔を広げることが私の目標です。
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