PROFILEプロフィール
成松 晋平さん
大学院 工学研究科 電気電子・機械工学専攻 博士前期課程 1年次大阪府・大阪府立槻の木高等学校 出身



私は幼少期から建設機械に興味があり、その研究に携わるために大阪工業大学へ進学。実験や実習が充実している環境のもと、自分の興味を深めることができました。学部3年次の「開発プロセス発展演習」では、設計製図や部材加工から組み立て、試験までの工程を経験。ものづくりの楽しさを実感するだけでなく、自分のアイデアが形になる過程に大きな魅力を感じました。実際の開発現場に近い環境で学べたことが成長につながったと思います。

現在は、液化天然ガス送液用ターボポンプをテーマに研究を進めています。ポンプは幅広い流量域で安定した性能が求められますが、ポンプ入口部の圧力低下により液体が気化する「キャビテーション」の発生が課題です。私の研究では、吸込性能向上を目的に補助羽根車「ファン型インデューサ」の影響を実験と数値解析で検証。その原因を解明することを目標としています。コンピュータ上でポンプ内部の流れを再現できれば、キャビテーションに起因する不安定流動現象の予測に役立てることができるはずです。

大阪工業大学には、やりたいことに自由に挑戦できる環境があります。その一つであるポンプメーカーとの共同研究では、2024年度は国内5件、海外1件の学会発表を経験しました。国内外の研究者と意見を交わしながら研究を深めることで、流体機械の専門家としての視野が広がったと感じています。また、学業以外では学生広報団体「アドミッションスタッフ」として、受験生・高校生向け入試イベントの企画・運営にも携わりました。キャンパスツアーの企画やガイダンスの進行など、一つのものを創り上げる大変さや楽しさを感じ、研究とは異なる視点で多くの学びを得ることができました。
将来的には、建設機械の開発や新技術の研究に携わり、振動や騒音低減技術を開発することで、より快適な作業環境を提供したいと考えています。研究と実務の両面で貢献できる技術者として成長し、社会に役立つ技術を生み出していきたいです。
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