PROFILEプロフィール
シュレスタ アロクさん
大学院 情報科学研究科 博士前期課程 2年次大阪府・東大谷高等学校 出身



大阪工業大学では多くの成長の機会がありましたが、なかでも海外研究支援プログラムや国際PBLプログラムなど、国外での活動はかけがえのない経験になりました。世界中の学生とネットワークを構築できたことは、技術者としての視野を広げる良いきっかけに。また、学業面では、CSコースの一環として取り組んだゲーム開発の授業が印象に残っています。一つの作品を企画・開発する経験を通じて、技術力だけでなく、継続的に課題に取り組む力を養うことができました。さらに、これをきっかけに自信がつき、ハッカソンにも積極的に参加するようになりました。

現在は、新任教員のリアリティショックを軽減する仮想環境の開発に取り組んでいます。近年、新任教員の辞職率が増加しており、その要因の一つが実務経験不足による戸惑いです。教育実習期間を延ばすことが難しい現状を踏まえて、輪退社仮想教室内で生徒役のAIエージェントと対話できるシステムを開発しました。LLM(大規模言語モデル)を活用し、生徒のリアルな動作や対話を再現することで、より実践的な教育体験を提供。研究の成果として、従来のシミュレーションよりも動作の自然さや不安軽減の面で統計的に優位な結果が得られました。

また、学外活動として大学院進学後にSaaS企業を起業。試行錯誤を繰り返しながら事業を進めるなかで、アイデアと社会のニーズのギャップや、限られたリソースのなかでの運営など、大学の授業では得られない貴重な経験をしました。これらの経験は、研究やハッカソンに積極的に取り組んだことをきっかけに得られたものであり、大阪工業大学で学んだからこそ実現できたと感じています。
今後は、現在の会社を継続しながら大学の教育にも携わりたいと考えています。ビジネスと教育を融合させた研究活動を続けて、学生たちに役立つ知識を伝えていきたいです。
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