PROFILEプロフィール
上原 勇次さん
実世界情報学科 4年次旧:ネットワークデザイン学科
岡山県・岡山県立瀬戸高等学校 出身



演習が多く、実際の課題に取り組める授業が充実している点に魅力を感じて大阪工業大学へ。実際に学内外で様々なチャレンジができる環境が整っており、多くの経験を通じて成長することができました。研究室では、近年注目されている「アクアポニックス」に関する研究を行っています。アクアポニックスとは、水耕栽培と魚の養殖を同時に行う農法であり、そのなかで重要な役割を果たす「硝化サイクル」の効率を向上させることが研究の目的です。現在、硝化サイクルを管理するためのセンサーは高額であるため、一般的には亜硝酸塩・硝酸塩試験紙を用いた手動計測が主流ですが、私は試験紙の結果を数値化するシステムを開発。その結果、硝化サイクルを手軽に確認できるようになり、従来の手動測定では克服できなかった濃度の精度や正確性の向上を実現しました。

現在の研究室は、3年次の段階から研究に参加できることや、学外の様々なイベントに関わる機会が豊富であることに惹かれて選びました。活動の一環で、ビジネスコンテストにも積極的に参加。3年次から複数の大会に挑戦し、課題解決力や企画力を磨く機会を得ることができました。さらに仲間と議論を重ねながらアイデアを練り上げ、4年次には地域課題の解決を目指す「第4回 テクノロジー×空気=クリーン~あなたのアイデアで」に出場し、念願のグランプリを受賞。この経験は自信につながっただけでなく、地域創生への関心が芽生えるきっかけになりました。

就職活動では、この経験を活かし、ICTを通じて地域社会の課題解決に取り組める企業を選びました。今後は、地域の課題を深く理解し、その地域に最適なICTソリューションを提供できる技術者を目指します。地方の魅力や可能性を引き出し、人々が安心して暮らせる環境を整えることで、最終的には日本全体をより住みやすい国にすることに貢献したいと考えています。
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