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第29回天文文化研究会
The 29th Workshop on Cultural Studies of Astronomy2025年6月21/22日(土/日),June 21-22, 2025 (Sat/Sun)
ハイブリッド形式,対面(大阪工業大学梅田キャンパス)あるいは ZoomとSlackを利用
Hybrid style (in person at Umeda Campus OIT, also in Zoom & Slack)
- 参加登録ページ (Registration) こちら
- 発表・報告申し込みは,6月6日(金)正午までにお願いいたします.Deadline for oral talk presentation: June 6 (Fri) noon
- 参加のみの申し込みは, 6月17日(火)正午までにお願いいたします.Deadline for participation: June 17 (Tue) noon
会場参加の方は,入構時に守衛室にてカードキーを受け取る必要があります.事前に参加者名を届けておく必要がありますので,必ず期日までに参加登録をお願いいたします.
All the participants' names should be filed in advance for entering the campus. Please make your registration by above deadline.- 会場参加の方へ.
- 梅田キャンパスへのアクセスページ Access to Umeda campus, OIT.
- 会場参加の方からは,コーヒー代として300円以上のお志をお願いいたします(お釣りは準備致しません,笑). なお,懇親会は、発表申込の方のみにお声がけする形で行います.
- オンライン・アクセスについて Regarding online access
- Zoomのアクセス先のお知らせ,Slackのチャンネルへの招待状の送信は,6月19日に行う予定です.
- ZoomやSlackに関するテクニカルサポートは十分に行えないことがあります.ご了承ください.
- また,参加者の方々の回線状況に起因するネット接続の不具合は対応できませんので,ご了承ください.
- 問い合わせなどは,真貝あるいは横山まで(hisaaki.shinkai_AT_oit.ac.jp, eri.yokoyama_AT_oit.ac.jp)お願いいたします.
プログラム Program
プログラムはまだ確定していません.時間は前後する可能性があります.
- 招待講演は,次の3人の方にお願いいたしました.
嘉数次人さん(大阪市立科学館)Tsuguto Kazu
渋川春海と星座 Harumi Shibukawa and Constellations
竹迫忍さん(数学史学会)Shinobu Takesako
渋川春海の星図の研究 Study of the Star Charts made by Harumi Shibukawa
北山円正さん(神戸女子大学名誉教授)Mitsumasa Kitayama
中秋の名月と菅原氏 The harvest moon and the Sugawara clan
5月8日現在,次の方のトーク申し込みを受信しています.
井村誠さん 「南方マンダラ」の展開
北尾浩一さん 「暮らしのなかで歌われた星について、天文文化学の視点から考える」
西村昌能さん 古代の人は太陽に烏を見たか
荒木田英禎さん 南部絵暦について
6月21日 9:50 松浦 清
Kiyoshi Matsuuraご挨拶 Greetings
企画セッション 渋川春海の星 10:00 真貝寿明
Hisaaki Shinkai
(大阪工業大学)企画セッションの主旨説明 【10分】(会場)
概要:中国星座の一般的な特徴を紹介したあと,今回の企画セッションの聞きどころを紹介します.10:10 嘉数次人
Tsuguto Kazu
(大阪市立科学館)[招待講演] 渋川春海と星座 【40分+10分】(オンライン)
[Invited] Harumi Shibukawa and Constellations
概要:江戸時代の天文学者渋川春海は、星座や恒星位置に関する研究に力を入れており、その中でも、『天文分野之図』における分野説の採用、息子の昔尹名義による『天文成象』に見られる新制定の星座などがよく知られている。これらの星座研究には、天文占が深く関係している。ここでは、渋川春海の星座研究について、天文占との関係を中心に見る。11:00 竹迫忍
Shinobu Takesako
(数学史学会)[招待講演] 渋川春海の星図の研究 【50分+10分】(オンライン)
[Invited] Study of the Star Charts made by Harumi Shibukawa
概要:江戸時代の天文学者渋川春海は、平安時代から使われた宣明暦に代わる貞享暦を作成したが、星図や天球儀を残したことでも知られている。これまでの星図の研究では、距星の位置による年代推定が重視され、星図に描かれた星座の形や名称などの研究はされてこなかった。春海の星図についても同様で、星図自体の研究はほぼ行われていない。また、春海の中国星座の星の同定は評価されているが、参考にした星図や文献は不明だった。研究では、春海の星図の特徴を、現存する中国星図の特徴と比較することにより、中国星図の系統の中での位置づけを検証し、春海が影響を受けた星図を推定し特定した。12:00
()【20分+10分】(会場)
概要:Lunch Break 13:30 北山円正
Mitsumasa Kitayama
(神戸女子大学名誉教授)[招待講演] 中秋の名月と菅原氏【50分+10分】(会場)
[Invited] The harvest moon and the Sugawara clan
概要:旧暦八月十五夜に月を愛でる習慣(行事)は、平安時代に中国からもたらされたものです。唐の時代に、有名な詩人白居易(白楽天)を中心とする人々が十五夜の月をながめて詩を詠じており、これがこの行事の始まりのようです。そして、白居易の詩(白氏文集)が伝来し、これを学んだ菅原氏が私塾菅家廊下で十五夜に詩を詠じて、この行事が広まりました。その経緯をお話します。14:30
()【20分+10分】(会場)
概要:15:00
()【20分+10分】(会場)
概要:Coffee Break 16:00
()【20分+10分】(会場)
概要:16:30
()【20分+10分】(会場)
概要:17:30
()【20分+10分】(会場)
概要:6月22日 9:30
()【20分+10分】(会場)
概要:10:00
()【20分+10分】(会場)
概要:10:30
()【20分+10分】(会場)
概要:Coffee Break 11:20
()【20分+10分】(会場)
概要:11:50
()【20分+10分】(会場)
概要:12:20
()【20分+10分】(会場)
概要:13:00頃 終了
- 本研究会は,科研費・挑戦的研究(開拓)課題番号 24K21170「天文文化学の新展開:数理的手法の導入で文化史と科学論から自然観を捉える研究の加速 (2024-2028)」 のサポートを受けて開催します.
- 次回の第30回天文文化研究会は,2025年12月20/21日(土/日)に開催します.12月20日午後は,日本天文考古学会とのコラボ企画になります.ご予定をお願いします.
- おまけ
『天文文化学の視点--星を軸に文化を語る』(勉誠社,2024年10月30日発売)
『天文文化学序説--分野横断的にみる歴史と科学』(思文閣,2021)絶賛発売中.
2025/5/7 update