松浦清を発起人として,2007年より,「天文文化研究会」を開催し,情報の交換を行っております.
次回の研究会は,2024年12月22日(日)です.
招待講演を,
中島和歌子さん(京都女子大学)
加藤賢一さん(星学館)
にご快諾いただいております.
会場は大阪工業大学梅田キャンパスとオンラインZoomの併用です.
暫定的なプログラムページはこちら[html].
参加登録はこちら.
(講演申込締め切り12/13水曜正午,参加申込締め切り12/18水曜正午)
過去の研究会発表が,以下の出版物になりました.
第27回
2024年 7月7日(日) 大阪工業大学・梅田+オンライン |
プログラムページ Invited Talks 石坂千春 「ファン・ゴッホが見た星月夜」についての、ある別の視点 松尾 厚 日本天文学会「日本天文遺産」について Contribution Talks 45分 松浦 清 菅原道真の画像と月 竹迫 忍 中国暦法の歴史と渋川春海の貞享暦 北尾浩一 天文文化学の視点からニコライ・ネフスキーを考える Contribution Talks 15分 真貝寿明 天体中星儀の指時表(時刻決定盤面)について 真貝寿明 星図・星座図の系譜 大学紀要掲載 澤田幸輝 奄美与論島における十五夜の盗みの変容過程と地域的差異 玉澤春史 山東京伝「昔話稲妻表紙」挿絵の彗星 古屋昌美 北海道地方の七夕ろうそくもらいとその伝播について |
第26回
2023年 12月16日(土) 大阪工業大学・梅田+オンライン |
プログラムページ Invited Talks 矢浦晶子 志筑忠雄による太陽系形成論『混沌分判図説』の研究史 陶山 徹 各地に残る天文遊歴家朝野北水の資料群 Contribution Talks 竹迫 忍 古代の時計と水落遺跡 --- 漏刻はいつ伝来したのか --- Sang-Hyeon Ahn Dating Sun’s Locations at Equinoxes Inscribed on Cheonsang Yeolcha Bunyajido 北井礼三郎 歴史文献上の彗星の尾長表記について 加藤賢一 わが国初のプラネタリウム? 作花一志 ステラリウムで眺める過去の大彗星 北尾浩一 宮古島と多良間島の天文文化 澤田幸輝 奄美与論島におけるトゥンガヌスドゥの変容 真貝寿明 丹後に伝わる浦島伝説とそのタイムトラベルの検討 吉田 薫 堺・正覚寺 須弥象、須弥山儀についてその2 松浦 清 論考集第2巻の出版について |
第25回
2023年 7月9日(日) 大阪工業大学・梅田+オンライン |
プログラムページ 嘉数次人 近世日本の天文観測機器を考える 北井礼三郎 幕末期の彗星の測量精度 岩橋清美 幕末期の彗星観測に見る土御門家の天文認識 玉澤春史 オープンデータとOCRで天文記録をどこまで補完できるか 澤田幸輝 奄美与論島の月にまつわる民間習俗―マックマと二十三夜待から 竹迫 忍 宣教師による中国星座の同定について 真貝寿明 古世界地図と星図に関する未解決問題 井村 誠 熊楠のミクロコスモスとマクロコスモス 鳥居 隆 銀河鉄道から見たアルビレオ 米田達郎 直径の語史とその周辺 横山恵理 源氏絵における「月」の視覚化 松浦 清 論考集第2巻の出版について |
第24回
2023年 1月21/22日(土/日) 大阪工業大学・梅田+オンライン |
プログラムページ Invited talks 作花一志 古代中国王朝についての天文学的考察 Sang-Hyeon Ahn Dating Kusyar ibn Labban's Introduction to Astrology Contribution Talks 真貝寿明 天文文化 活動報告 竹迫 忍 中国古代星図の年代推定法 勝俣 隆 古事記・日本書紀に見られる「弟棚機(おとたなばた)」 の歌は、七夕伝説と関係あるか? 白 雲飛 「三十六禽(図)」の諸相 -- 煩悩の数と形象、そして蛞蝓(なめくじ)について 加藤賢一 プラネタリウム100年史 北井礼三郎 ICOMOS–IAU Thematic Study / Yael Nazeさん講演会 松浦 清 月を描く絵画が示す時間 -- 秋草と月の作例 横山恵理 『花鳥余情』における「月日の光」注をめぐって 真貝寿明 古世界地図に添えられた天文図の由来 大学紀要掲載 |
第23回
2022年 6月19日(日) 大阪工業大学・梅田+オンライン |
プログラムページ Focus Session 「江戸から明治にかけての文献から探る天文文化」 嘉数次人 江戸幕府の紅葉山文庫と幕府天文方 米田達郎 自転の語史 玉澤 春史 NDL Ngram Viewerを用いた天文文化研究の可能性 岩橋清美&北井礼三郎 ドナティ彗星観測記録を用いた観測技術の比較研究 真貝寿明 open discussion Contribution Session 竹迫 忍 方位による下ツ道の建設年代の推定 松浦 清 日食を描く原在明筆〈天保九如図〉について 井村 誠 南方マンダラと事の学について 大学紀要掲載 横山恵理 『花鳥余情』における「彦星の光」注をめぐって 大学紀要掲載 作花一志 平安末期の天変地異 大西浩次 「諏訪天文同好会設立100周年記念シンポジウム」案のご紹介 |
第22回 2021年 12月5日(日) 大阪工業大学・梅田 +オンライン | プログラムページ (講演) 勝俣 隆 三途の川は天の河 西尾元伸 泉鏡花『湯島詣』再読 —「流れ星」を起点として 竹迫 忍 北極星による古代の正方位測量法 - 宮殿の正方位化にみる飛鳥時代の変革 - (brief introduction) 第1回「天文と文化」展示 『天文文化学へのいざない 過去・現在・未来をつなぐ星たち』展 (short talk) 玉澤春史 地球惑星科学の訳語と知識流入・伝播過程:「北光」周辺の経過報告 横山恵理 『新板絵入 伊勢物語』貼付「たなばた歌づくし」の紹介 井村 誠 南方熊楠の英文論考「宵の明星と暁の明星」--Hesper and Phosphor-- |
第21回 2021年 7月10日(土) 大阪工業大学・梅田+オンライン | プログラムページ (招待講演) 株本訓久 岩橋善兵衛を祖とする岩橋家製の望遠鏡 (講演) 白 雲飛 長谷寺の馬鳴菩薩立体曼陀羅図について 松浦 清 久保田桃水<雪之図>の写生的風景 月を描く絵画の構図に見る時間解釈を中心に (short talk) 大西浩次 「市民科学としての「長野県は宇宙県」の近代天文学史100年 西村昌能 フツヌシと古代銅鏡 米田達郎 江戸庶民は『火星』をどのように認識していたか 大阪大学『語文』 井村 誠 南方熊楠の英文論考「東洋の星座」--The Constellations of the Far East-- 大学紀要掲載 鳥居 隆 魅惑のアストロラーべ 横山恵理 『大乗院寺社雑事記』における祈雨 作花一志 改定太陽暦 真貝寿明 明治はじめの窮理熱と『滑稽窮理 臍の西國』 大学紀要掲載 |
第20回 2020年 12月5日(土) 大阪工業大学・梅田+オンライン | プログラムページ (講演) 玉澤春史 天変地異の記録を用いた歴史科学技術社会論試論 Sang-Hyeon Ahn The instruments developed during the reign period of King Sejong the great and its applications (short talk) 岩橋清美 オーロラと近世社会 -- オーロラをめぐる人々の意識と記録のあり方 - 北井礼三郎 明治4年12月のオーロライベントの飛騨高山での記録 陶山 徹 長野県天文文化研究会の活 -- 長野県は宇宙県 -- 吉田 薫 堺・正覚寺 須弥象碑、須弥山儀について |
第19回 2020年 9月5日(土) オンライン | プログラムページ (講演) 嘉数次人 18 世紀末の寛政改暦事業初期における幕府と土御門家 作花一志 超新星出現の目撃者 ---「平安陰陽師の見た客星」「戦国時代に現れた客星」「最古の超新星出現記録」 (short talk) 真貝寿明 志筑忠雄が取り組んだケイルの物理学書の位置づけ |
第18回 2019年 10月26日(土) -- 27日(日) 大阪工業大学・梅田 |
プログラムページ (講演) 山下克明 星座木簡と古代の星図 勝俣 隆 星座神話としての日本神話研究の達成と課題 (short talks) 米田達郎 江戸の科学書を中心に見た十二宮の名称について −双児宮 を中心に− 西村昌能 記紀に見られる星の神様 経津主考 松浦 清 星曼荼羅研究の課題 真貝寿明 科研費研究課題『天文文化学の創設』の目指すもの」 |
第17回 2018年 11月24日(土) 大阪工業大学・梅田 |
松浦 清 『宿曜経』算曜直章と円形星曼荼羅の制作背景 塚本達也 算曜直章による曜日の計算について |
第16回 2017年 9月16日(土) 大阪工業大学・梅田 |
横山恵理 『恋路ゆかしき大将』に描かれた星 清水 健 春日龍珠箱に描かれた十二宮をめぐって |
第15回 2016年 9月3日(土) うめきたナレッジセンター |
山下克明 宿曜道と属星秘法伝承 真貝寿明 麻田剛立とケプラーの惑星運動の第3法則 |
第14回 2015年 12月26日(土) うめきたナレッジセンター |
永原順子 『土左日記』の天文気象を考える
-- 土佐の気象と貫之の宇宙観 -- 松浦 清 『片袖縁起』に描かれた月の表現 -- 絵画の中の時刻と方位 -- |
第13回 2015年 9月12日(土) うめきたナレッジセンター |
谷口耕生 温州白象塔の星宿神像について 鳥居 隆 最先端宇宙物理学 -- 理系がみる宇宙の姿 -- |
第12回 2014年 12月6日(土) うめきたナレッジセンター |
東野鈴奈 求聞持法本尊虚空蔵菩薩像の諸相 郷司泰仁 香雪美術館蔵「愛染曼荼羅図」について |
第11回 2014年 2月1日(土) 大阪センター |
山下克明 天文道の天文占と陰陽道の星辰信仰 松浦 清 誤った尊名表記を伴う九曜像を配した江戸時代の妙見画像について |
第10回 2012年 12月22日(土) 大阪センター |
神羽麻紀 城陽市歴史民俗資料館特別展「天地を巡る日月星宿 -- 七夕・乞巧奠と夏の大祓 -- 」の開催とその内容についての解説 嘉数次人 渋川春海の星座研究 -- 天文占との関係を中心に -- |
第9回 2011年 10月15日(土) 大阪工業大学 |
寺澤慎吾 山口・興隆寺「鎮宅霊符神像」について 山本 誠 追想 空海が見た星空 |
第8回 2011年 5月28日(土) 大阪工業大学 |
中川真弓 陰陽頭の講堂供養 松浦 清 星曼荼羅の中のホロスコープ占星術について |
第7回 2010年 12月11日(土) 大阪工業大学 |
宇代貴文 北斗曼荼羅の諸相について -- 高山寺蔵「宿曜占文抄」をめぐって 嘉数次人 池田東籬『銀河草紙』について |
第6回 2009年 10月24日(土) 大阪工業大学 |
田林 啓 伏羲・女○図について -- 魏晋南北朝時代を中心として」(○は女へんに咼) 米田達郎 江戸時代後期における星の表現について -- 国学・洋学と一般民衆 |
第5回 2008年 11月29日(土) 大阪工業大学 |
石田 淳 庚申信仰と青面金剛像 永原順子 能に描かれた怪異と天象・気象・地象 |
第4回 2008年 5月24日(土) 大阪工業大学 |
辻本恭子 『源平盛衰記』の赤青童子 山本 誠 空海が見た星 |
第3回 2007年 12月22日(土) 大阪工業大学 |
蘇 佳瑩 中国・敦煌莫高窟における熾盛光仏変相図について 郷司泰仁 春日曼荼羅にみる天文表現 -- 米国・ボストン美術館蔵「七星九曜降臨図(乙本)を中心に -- |
第2回 2007年 9月29日(土) 大阪工業大学 |
橋本寛子 司馬江漢作《天球図》をめぐって 嘉数次人 日本の天文学概説 -- 陰陽寮から明治維新まで -- |
第1回 2007年 5月19日(土) 大阪工業大学 | 松浦 清 北斗曼荼羅の構図と中尊について |