学部概要

大阪工業大学 工学部の教育目標

豊かな人間力を備え自立したエンジニア
国際的な視野に立ち地球環境と技術者の使命・倫理について考え行動できる、幅広い教養と品格を備え自立したエンジニアを育成する。
工学の基盤を身につけたエンジニア
基盤として自然科学の素養やコンピュータリテラシーを身につけ、工学的現象を理解した上でそれをモデル化する能力を獲得し、さらに日本語・英語でその内容を的確に他者に伝えることを通して、協働による課題の解決に携わることができるエンジニアを育成する。
工学の専門技術を自分のものとし課題に立ち向かう実践的エンジニア
専門技術の内容を体系的に理解した上で、各専門領域についての最新ツールを使いこなし与えられた課題の解決に当たるとともに、生涯学び続けるエンジニアを育成する。

社会の要請にこたえる教育

若者の理数離れにも対応

入学生の学力多様化に対応した本学独自の教育プログラムを用意して、潜在的素養や興味を持ちながら数学や物理が苦手な若者にも、意欲さえあれば、幅広い分野の専門知識を十分に学習できる環境が整います。
入学生の学力多様化への対応

クリーンルーム学生実験

  • 専門分野への興味を喚起する導入教育の充実
  • 高校新課程履修学生の基礎学力向上を目指した講義
  • 基礎ゼミ、入門講義に始まり、各年次に段階的に演習、実験を重視した実践的4年間一貫教育プログラム
  • 学部・学科を超えた連携教育:他学科受講アローアンス
  • 学習支援チューターによる補習、個別指導
大学院教育の充実

大学院ゼミ風景

  • 国際的な研究レベルへの挑戦と研究指導
  • 特待生制度の充実
  • 国内外の他大学、企業研究所との教育研究における連携強化
高大連携プログラムの強化

オープン講座"淀川の自然観察"

  • 中学校・高等学校へのミニ講義
  • 中学校・高等学校の理科教育を支援する大学オープン講座
  • 高等学校教員養成インターンシップ支援
  • 教員養成プログラム(数学・理科・情報・工業)の充実

先端科学技術分野の教育・研究を支援する研究センター

学部ならびに大学院の教育・研究に、広い研究分野をカバーする下記の研究センターが多くの皆さんに利用されています。

ものづくりセンター

設置されている装置

「大阪工大のものづくりの発信基地」として、大きな役割を果たす「モノラボ」。ここは実習施設として活用するのはもちろんのこと、その技術や知識を自らのものづくりへの情熱に変え、自由な発想で興味のあることに打ち込むことができます。施設には切削加工ができる「造形フロア」や組立・鋳造ができる「組立フロア」、図面や電子回路の設計が行える「設計フロア」があり、陶芸室もあります。また産業界で実際に使用されている機器も自由に利用できます。
構造実験センター

トラス橋・格点部の強度試験

阪神高速道路や東京湾アクアラインなどの大型構造物の建設のための基礎実験等を多く実施した日本有数の規模を誇るセンターです。関西新空港で使用されている誘導灯の強度試験を行ったのも本センターで、建築・都市デザイン分野の共同研究が多数行われ、卒研・大学院教育にも広く利用されています。
ナノ材料マイクロデバイス研究センター

超伝導トランジスタの研究

ナノ材料マイクロデバイス研究センターは昭和62年の開設(旧称:新材料研究センター)以来、本学における材料・物性・デバイス分野の研究と教育の推進拠点となっています。研究では、これまでからバイオ・ベンチャー研究開発拠点整備事業(平成12年度~16年度)、ハイテク・リサーチ・センター整備事業(平成18年度~22年度)、戦略的研究基盤形成支援事業(平成23年度~27年度)の採択を受けて、ナノ複合材料の開発とマイクロデバイス応用に関する最先端の研究テーマを展開してきました。現在は、本学の研究ブランディング事業(平成29年度採択)における中核研究拠点の役割を担っています。また、大学院生を対象とした学際科目「材料・デバイス開発実務特論」を開講しており、ハイテク大型機器を用いた材料デバイス分野の実験・解析能力と、技術的知見を特許として出願・維持していくための能力を身につける教育を行っています。
環境ソリューションセンター

バイオマスの実験風景

企業27社とNPO法人が参画して進める産学連携研究推進事業:文部科学省の2004年度私立大学産学連携研究推進事業に選定され、地球環境を守るための種々のテーマについて研究を進めます。
ものづくりマネジメントセンター

模擬製造ライン演習の風景

ものづくりの現場における効率的なものと人のあり方について研究する、日本で唯一の施設。学生だけでなく、地元関西の大手メーカーでも活用されており、製造現場を管理する人材を育成します。文部科学省の平成19年度社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラムに選定されました。