新着情報培養データ解析支援アプリ BMDS
〜培養実務者の作業負担を軽減し、アイディアで勝負できる次元へと導く!〜
培養データ解析支援アプリ(BMDS)
培養技術者の日々の業務を煩雑化している
培養データ解析(装置データ、分析データを統合した解析・作図)を圧倒的に省力化するDXアプリ(BMDS,Bio-Manufacturing lab.
Data analysis Supporting system)を開発しています。培養データを共通のひな型で保管することで、データ駆動型の開発や現象の理解、高度な培養制御への道筋が拓けるものと期待されます。
※本アプリはNEDOバイオものづくりPJで開発し、2024年夏から一般公開を始めました。さっそく利用を開始して下さった企業様もいらっしゃいます(大手化学メーカー様、食品・発酵メーカー様、バイオベンチャー様など。2025年10月時点で12社)。まずは日々の業務効率化に、導入・活用をご検討ください。ご来訪の上、試しにアプリを触って頂くことも歓迎です。クラウド接続する際の許可を得るために必要な書式(情報システム部署等への回答)への記入などもサポートしています。下記のフォームからお気軽にお問合せください。
アプリの
概要説明はコチラ→
説明動画(30min) ※JBA Channel (Youtube)へ
使用方法など、より詳細な説明はコチラ→
説明動画(60min) ※オリジナル動画 (Youtube)へ
2024年5月31日(金)13:00〜に開催した
BMDS利用説明会の動画になります。
当日は 79企業、8公的機関、3大学から187名の方にご参加いただきありがとうございました。
ご興味を頂けた方は
こちらのフォームからご登録をお願い致します。フォームの冒頭に利用開始にあたっての情報(利用方法、費用、アップデートなど)があります。フォームにご記入頂けたら、担当者からコンタクトし、より詳細は説明会を実施致します。また、関連する最新情報を随時メールで発信させて頂きます。
※ご利用を確定する申込みではありませんので、ご安心ください。お気軽にどうぞ!
主要な機能
・培養装置や分析機器に蓄積されるデータをクラウド上に読み込み
統合、解析、図示
基本的には全ての培養装置メーカーの機器データファイルに対応が可能となります。
・共通の雛形を用いることで
属人的なデータ管理から脱却(過去データの蓄積・活用が可能に)
・利用者毎に自律したクラウド環境(箱)が作られるため、
セキュリティ面は万全(ご利用企業様のデータは、他社はもちろん大工大からも一切閲覧できません。)
・データを
多軸表示し、図をファイルとして保存可能。プレゼン資料にペーストも可能。
・
表示項目や軸の設定は保存することができ、再度作業する際には勘弁に
読込みが可能。
・流加培養の解析で必要な
「濃度から量への変換」を自動化(電子天秤データから液量を推定)
・多数の培養データを項目ごとに
パネル表示し、比較作業をサポート。
円滑なディスカッションのために必要な図です。毎週末に作っている方もいるのでは・・・。
・収率や比速度など
各種パラメーターの算出や
経時変化の図示をサポート
これを毎回手動でやるのはとても大変ですが、とても大事な解析です。
・算出した比速度や収率を活用した
培養経過シミュレーター
・
ベイズ最適化に基づく実験計画法を平易に活用するためのサポート機能
・プログラミングの技能が無くても実験計画法(DoE)を簡単に遂行できるUIを開発しました。
・経験と勘に頼った最適化では難しい”知識の伝承作業”が、スムーズに可能になる利点も。
・主観に頼らず、探索空間を広く取れることで、多様な培養データを蓄積できます。
・BMDSで算出した比速度を活用した
代謝フラックスバランス解析(FBA)
・プログラミングの技能が無くてもFBAを気軽に試せるUI(お試し機能)を開発しました。
・興味はあるけど、どこから初めて良いかわからない研究者にピッタリです。
・2025年9月に実施した
概要説明会(PDF)には、147名の方にご聴講を頂けました。
当日の動画視聴をご希望の場合は
こちらにご入力ください(こちらは登録・許可制です)。
・
蓄積したデータの統計解析(相関把握)を支援する機能 (2025年度に開発、順次実装)
数理モデルによるフィッティング後に、選択パラメーター間の相関を表や散布図で表示
その他
・LCAやコスト試算のお試し機能 2026年度に開発着手?
・蓄積したデータを活用した異常検知や自動培養制御へ!?
参考
・
生物工学会誌 102(9), 449-453(2024)(
リンク)
・生物工学会誌 103(5), 181-191(2025)(
リンク)
今後も多様な機能の追加を計画しています。ご要望があればお気軽にお寄せください。
多数の企業が共通に抱える課題については、解決に向けた活動を致します。