いのちを解明し、
医療・健康・食品分野の技術を革新する。


ピックアップ

就職率

医薬品、食品、健康、化粧品、医療機器などの産業分野で高い就職実績があります。

0%
(2023年卒業生)

女性の割合

工学部系の学科の中でも学科全体に占める女性の割合が高いのが生命工学科の特徴です。卒業生もたくさん輩出しています。

0%
(2022年度)

入学者数

少人数でのローテーション実験など生命工学科オリジナルのカリキュラムで学生一人一人をしっかりとサポートします。

0
(2022年度)

留学者数

大学院生の内、1/4以上の学生が米国やヨーロッパなどの大学に留学しています。

0
/45名(〜2017年度)


研究キーワード


生命工学科の学び


研究室紹介


進路・就職・資格

進路・就職

今後も成長が見込まれる医療・健康・食料分野への多くの就職実績があります(2017年就職実績:100%)

  • ・バイオ・食品業界
  • ・健康・化粧品関連産業
  • ・医療機器のメーカー・商社
  • ・製薬会社
  • ・福祉・介護・スポーツ業界
  • ・大学院進学
就職実績一覧を見る
資格

生命工学科では、在学中に必要な単位を修得することで以下の資格の取得ができます。

  • ・食品衛生管理者(食品衛生監視員)
  • ・食品衛生責任者
  • ・甲種危険物取扱者・健康食品管理士
  • ・教員免許状

※めざせる資格

  • ・第2種ME技術者
  • ・バイオ技術者
資格の内容を詳しく見る


授業

機能性食品学
食品の安全性や分類、成分の体内での働きなどを学びます。
食品に含まれる成分を知ることで、欠乏症や過剰症といった疾患における栄養摂取の対策にもつながります。また、食品の食べ合わせ次第で、成分の吸収率が高くも低くもなります。
食生活の変化によりさまざまな問題が起こっていることを知り、生命科学・医工学に関する問題に応用出来る能力・知恵を養成します。
機能性食品学
人工臓器
病気によって機能を失った臓器を治療のため一時的に機能停止させる必要がある場合、生体の機能を代行する機器が必要になります。
この授業ではこのような人工の臓器や、病気で患者さんの生命を守る機器について学び、工学がどのように医療に携わっているのか、現場では何が問題になっているのかなどについて理解を深めます。
人工臓器
遺伝子工学
医薬、化学、食品すべての分野において必要となる遺伝子工学の知識。
この授業ではDNAの構造、DNAからタンパク質の合成、遺伝子発現の調節機構を学び、遺伝情報の伝達機構と細胞機能、さらに生命現象について関連付づけて理解していきます。
また、遺伝子操作技術の原理、方法と医療への応用についても解説します。
遺伝子工学


在校生・卒業生から

生命工学科 在学生から

西川 真央さん

西川 真央さん

常翔啓光学園高等学校を卒業し、2014年4月に入学
(2017年7月取材、取材時4年生)

山口 楓さん

山口 楓さん

松蔭高等学校を卒業し、2013年4月に入学
(2016年7月取材、取材時4年生)

生命工学科 卒業生から

林 裕晃さん

林 裕晃さん

2015年 工学部 生命工学科 卒業
フジパン株式会社 枚方工場 営業課

詳しく見る
総合的に学んだ結果、「食」にたどり着く
小学校から高校まで野球をやってきて、健康の維持や身体づくりを行ううえで「食べる」ことはとても重要だと実感していました。大学に進学する際、医療・健康・食品に関することを総合的に学ぶため、生命工学科に進学することに決めました。在学中は少人数のグループで、様々な実験を体験。食品加工、遺伝子組換え、化合物の合成、電位計測など数々の専門的な実験を実施しました。そのなかでも印象に残っているのは、素材選びから製麺、調理、試食まで一連の流れを経験したうどん作りの実習です。こうした体験から、自分が本当に興味を持てることは何なのだろう、と考えることに。その結果、「食」分野への興味に確信を持ち、食品メーカーに絞り込んで就職活動を行うことができました。

熱に強く、壊れにくい酵素を見つける方法
これまでに発見されている酵素は生産性が低いものや、変性・失活を起こしやすいものが多く、産業への応用や長期にわたる利用が困難です。そこで、学生時代は環境(土壌)のなかから新規酵素を探索するための方法である「メタエンザイム法」に着目。卒業研究で、その有用性を示すことを目標に、この方法を用いて土壌から新規酵素を探索しました。酵素は熱に弱く、常温でも変性してしまいます。そこで熱に強く、壊れにくい酵素を見つけるため、高温環境で生育できる好熱菌が持つ酵素を探索。その結果、土壌から新規酵素の可能性がある熱安定性の高いグルタミン酸脱水酵素を見つけることができました。この酵素は、うま味成分であるグルタミン酸を測定するためのセンサーに応用できる可能性があります。

研究活動で培った営業活動の基礎
研究対象が微生物や酵素であったため、なかなかこちらの思うように進まないことがたくさんありました。そのため、何度も実験を繰り返すのですが、それでも上手くいかない。そんなときは先生に相談してアドバイスをいただくことで、なんとか解決してきました。この時に身につけた粘り強さや忍耐力を活かし、現在はフジパン株式会社で営業担当として、お客様が何を求め、何を考えているのか自分で納得いくまでとことん考え、最適の回答を導き出せるよう努めています。また、研究では自分自身で進捗状況を把握し、スケジュール管理することも重要です。現在の仕事でも自分が抱えている仕事のスケジュールを、しっかり管理することで、急な案件が入ってもフットワークよく対応することが可能に。これによりお客様からの高い評価をいただきました。今後もお客様の声に耳を傾け、食のトレンドに対して常にアンテナを張り続けています。

理系の強みを活かして営業を展開
フジパン株式会社を選んだのは、「食」への興味はもちろん、2022年に創立100周年を迎える会社だということがありました。その年には私も入社7年目。その節目に向けて最前線で働けることに意義を感じました。現在は大手スーパーのお客様を対象とした営業窓口を担当しています。営業活動は試行錯誤の連続であり、同じ商品を扱うにしても、お客様の販売エリアが特定地域かもしくは全国かということでセールスに大きな差が生まれます。お客様のニーズや地域特性などを考え合わせ、分析し、戦略を立てる姿勢などは、やはり大学の研究から得たものなのだと思います。このように、営業職は理系の強みを活かせる選択肢の一つ。今後は全国でヒットする商品を作り上げていきたいと思います。


キャンパスライフ

毎年4月始めには近くの城北公園にて研究室合同花見を、12月末には研究室対抗ボウリング大会と合同忘年会を行っています。研究室によっては、歓迎会や送別会、そして夏休みなどに合宿や旅行を行うところもあります。
また、3月の学位記授与式(卒業式)後には卒業祝賀会を行い、修士研究および卒業研究の優秀者表彰を行っています。
  • 研究室合同花見

    研究室合同花見

  • 研究室対抗ボウリング大会

    研究室対抗ボウリング大会

  • 研究室合同忘年会

    研究室合同忘年会

  • 卒業祝賀会

    卒業祝賀会

  • 優秀者表彰

    優秀者表彰


よくある質問

高校で生物を学んでいないですが、大丈夫ですか?
高校生物の範囲のうち、生命工学科での学びの基礎となる部分については、大学の授業でフォローアップしていきます。高校で生物を学んでいない人は、逆に化学や物理を学んできたと思いますが、化学や物理の考え方や知識は、生命工学科での学びにとってたいへん役に立つことでしょう。ですから生物を学んでいない人も、興味をもってこの分野に飛び込んで欲しいと思っています。
工学部は女性が少ないという印象があります。
他の工学系の学部・学科に比べると女性の割合は高くなっています。例えば本学生命工学科2018年度生の場合、計66人中、男性46人、女性20人となっており、約30%が女性です。生物・生命系の学科は女性研究者の進出が目立つ分野です。
留学はできますか?
本学には様々な国際交流プログラム(詳しくはこちら)がありますが、その中で国際PBLプログラムでは生命工学科の学部生10名(2017年度)が参加しました(詳しくはこちら)。また大学院生を対象にした海外研究支援プログラム(詳しくはこちら)では1カ月以上滞在し、現地の大学などで研究活動するとともに、異文化について学ぶ機会をもつことができます。
生き物は扱わないのでしょうか?
必修科目である生物実験では、微生物の培養、原生動物の観察、マウスの解剖などを行います。一方、4年生以上が行う研究では、研究室ごとにテーマが異なるので、まったく生き物を扱わないこともありますし、微生物やマウスを扱う機会が多い場合もあります。


学科長メッセージ

21世紀の技術革新は、生物学と工学が交わる場所から生まれるだろう

20世紀最高の技術革新者の1人、スティーブ・ジョブス(iPhoneやiPadを開発したアップル社の設立者)はこう述べています。バイオテクノロジー(生命工学)は21世紀の重要課題(食糧、医療・健康、エネルギー・環境)を解決する手段として大きく期待されています。大阪工業大学生命工学科ではバイオテクノロジーの基本を教育し、それを再生医療、食と健康、医薬、自然エネルギーなどに応用する研究指導を行います。皆さんが21世紀の技術革新の主役です。大阪工業大学生命工学科で、“モノづくりに裏打ちされた生命工学”を学び、21世紀の課題に挑戦し、よりよい社会の実現に貢献してほしいと思います。

学科長 藤里 俊哉

生命工学科 学科サイト 入試サイト 資料請求

交通アクセス

大阪工業大学 工学部 生命工学科

〒535-8585
大阪市旭区大宮5-16-1
TEL:06-6954-4643
FAX:06-6954-4649

事務室の窓口は、平日:9〜17時です。

生命工学科の研究室は大宮東学舎1・2号館にあります。
最寄り駅は地下鉄谷町線・今里筋線「太子橋今市」駅で、大阪駅から30分以内の交通便利な所です。

詳しくはアクセスページをご覧下さい。