健康スポーツ生命科学専攻ゼミナール(生命工学科連携ゼミ)

 日本の急速な高齢化人口の増大や来たるべき2020年のオリンピック開催など、健康やスポーツを取り巻く社会情勢は大きく変化しています。このような社会情勢を支える産業も近年活性化しており、生命科学を基礎とした工学的技術も関連する産業の発展に貢献しています。
 健康体育研究室の主たる研究領域は、体力科学ですが、近年の学術的発展の過程で生命科学的な視点からの体力科学研究が進展しています。平成12年に日本学術会議体力科学研究連絡委員会においても”運動や体力の持つ生命科学的重要性を遺伝子や細胞などの生命に共通の基盤から明らかにすること、つまり運動や体力が、単に競技力の向上や疾病予防に重要であるだけでなく、人間的な活動の根源となる生命力を活性化させる刺激であることを、生命科学の原理から明らかにして行くこと”を21世紀に志向するべき基本的方向であるとしています。
 本ゼミナールでは、生命工学科と連携し、細胞、組織そしてヒトを対象とした広い生命科学的視野から健康やスポーツに関する事象を捉え、その知識を応用して工学的技術に貢献できる人材を育成していきます。

 

<2023年度 在学生>

 
  • M2 尾井直矢     中永裕香   
  • B4  酒井麻帆 田中希望 土肥洋介 多賀清貴 姫野 佳乃 安井拓海

     

    OB・OG

     

    <2022年度> 写真ギャラリー

    所属大学院生:博士課程 池辺晴美 修士課程 尾井直矢 中永裕香

  • 卒論テーマ

    • カルフィン スハルディ  三次元培養筋OITemを活⽤した⽣体外神経筋モデルの構築と評価
    • 佐野駿也 AngiotensinⅡ投与に対する速筋と遅筋の形態変化の違い
    • 逸見龍佑 ⾼⾷塩⾷摂取が速筋と遅筋の形態変化に与える影響
    • 水谷毬乃  栄養素材Cが三次元培養筋OITemの収縮機能に与える影響
    • 山本真生 ⼀本⻭サンダルを着⽤して⾏う運動が⾜底表⾯温度と内側縦アーチ⾼に及ぼす影響

    <2021年度> 写真ギャラリー

    所属大学院生:博士課程 池辺晴美 修士課程 今井尚馬

    修論テーマ

    • 今井尚馬 受動的張力の変動が3次元培養筋OITemの生理生化学的特性に与える影響

    卒論テーマ

    • 尾井直也 有酸素運動とストレッチの組み合わせが血管内皮機能に及ぼす影響
    • 高柳侑真 有酸素運動とストレッチの複合運動が動脈壁硬化度に与える影響
    • 中永裕香 栄養素材Aが三次元培養筋OITemの収縮機能および細胞内情報伝達機構に与える影響
    • 宮田和沙 日本人若年者における糖尿病関連遺伝子の多型分布頻度と生活習慣病リスク因子への影響に関する検討
    • 宮部美輪 栄養素材Bが三次元培養筋OITemの収縮機能および細胞内情報伝達機構に与える影響
    • 矢野壱併 給水制限による心臓の自由水の減少がCx43とHSP70の発現レベルに及ぼす影響
    <2020年度> 写真ギャラリー

    卒論テーマ

    • 田中 碧梨 定期的な骨格筋の片脚電気刺激が実験脚と対照脚の動脈スティフネスに与える影響
    • 浦野 碧 給水制限が心臓におけるAQP1とAQP4の発現レベルに及ぼす影響
    • 楠川 絢香 低頻度慢性電気刺激が三次元培養筋OITemの糖輸送体遺伝子発現応答に与える影響
    • 中川稀久郎 再ストレッチが筋萎縮様表現型を呈する三次元培養筋OITemの機能および
      生化学特性に与える影響
    • 服部 司 定期的な低酸素環境下での骨格筋電気刺激が動脈スティフネスに与える影響
    • 丸澤 義宗 給水制限が骨格筋におけるAQP1とAQP4の発現レベルに及ぼす影響

    <2019年度> 写真ギャラリー

    所属大学院生:博士課程 小川宣子七山知佳

    修論テーマ

    • 吉門朋哉  異なる筋萎縮モデルがAQP4の発現変化に及ぼす影響について

    卒論テーマ

    • 小林咲波 継続的な緑茶の摂取が若年者の体脂肪と動脈スティフネスに及ぼす影響
    • 山下涼空 高齢者における定期的な友人との交流人数が健康関連指標に及ぼす影響
    • 今井尚馬 脱張力培養が3次元培養筋OITemの形態、機能、および生化学特性に与える影響
    • 岸上哲也 低酸素環境下における三次元培養筋OITemのコレシストキニン遺伝子発現制御に関する研究
    • 長田萌香 代償性筋肥大早期の骨格筋におけるAQP4とTRPV4発現レベルの変化
    • 西川陸 過負荷による筋肥大早期におけるAQP1の変化について
  • <2018年度> 写真ギャラリー

    所属大学院生:博士課程 小川宣子七山知佳

    卒論テーマ

    • 瀧内涉太 バランスボールを用いたストレッチが中心動脈ステイフネスに与える影響
    • 西田れん 一過性の異なるアルコール飲料の摂取が動脈ステイフネスに与える影響
    • 村口七海 模擬笑いと咀嚼動作が若年者の頸動脈コンプライアンスに及ぼす影響
    • 松井聖花 低酸素暴露が三次元培養筋のコレシストキニン遺伝子構成発現に与える影響
    • 藤木聖也 一過性の急性電気刺激が三次元培養筋のコレシストキニン遺伝子発現に与える影響
    • 宮本将志 除神経による筋萎縮がAQP1の発現レベルおよび内皮細胞接着分子の発現特性に与える影響

    <2017年度> 写真ギャラリー

    卒論テーマ

    • 中野佑梨 定期的な高カカオチョコレートの摂取が動脈ステッフネスと運動時の代謝特性に与える影響
    • 橋本翔太 定期的な低酸素環境への身体曝露のみの実施が糖代謝に及ぼす影響
    • 村上 諒 低酸素環境下での機械的圧迫は動脈ステッフネスを予防・改善するか
    • 山口誉紘 動脈ステッフネスが一過的に低下し始める至適なビール摂取量の検討
    • 吉門朋哉 長期間の除神経による筋萎縮が骨格筋の水分子輸送機構及び水分子動態に与える影響
    • 芝原達規 三次元培養筋を利用した筋由来分泌タンパク質の解析

    <2016年度> 写真ギャラリー

    卒論テーマ

    • 香良直樹 一過性の少量のビールの摂取が動脈スティフネスに与える影響
    • 古賀明日香 除神経により萎縮した骨格筋のAQP4発現レベルに及ぼす性差の影響
    • 杉中武知 メチルコバラミン添加が筋芽細胞株C2C12の増殖・分化に与える影響
    • 水嶌大樹 筋の分化、成熟過程における摂食調節遺伝子の発現解析
    • 毛利知樹 高酸素曝露が筋芽細胞株C2C12の増殖・分化に与える影響

    <2015年度> 写真ギャラリー

    卒論テーマ

    • 安良岡祐弥 電気刺激条件の違いが三次元培養筋の収縮特性に与える影響
    • 髙原慶祐 水泳運動が動脈ステッフネスに及ぼす影響 -横断的研究-
    • 中原海晴 低酸素暴露および低酸素環境下でのストレッチが動脈ステイフネスと体の柔軟性に与える影響
    • 松本彰宏 三次元培養筋を利用したマイオカインの探索と妥当性の検証
    • 中山智太 低酸素暴露と過負荷に伴う骨格筋の肥大効率の変化
    • 本岡大宜 断続的な低酸素暴露が筋肥大時のHSP70の発現に及ぼす影響

     

    卒業生の進路

    就職先

    <食品系> 日本ハム惣菜株式会社、キューピー、UCCフーズ、フジパン、マルヤナギ小倉屋
    <医療機器系> タカゾノ、ニッポー、石黒メデイカル
    <医薬品系> 小林製薬、富士薬品、ウエルシア薬局、コスモビューテイ、米山薬品工業、玉理化学、フェイスラボ
    <その他> 東京消防庁、NTTファイナンス、株式会社芝田化工設計、日本生命保険、阪急阪神ビルマネジメント,リブドウコーポレーション, 長谷川工業、大成化工、日本空調サービス、ケニス、スタッフサービス、彩ユニオン、テクノプロ・デザイン社、キャスレーホールディングス、 大黒天物産株式会社、河長樹脂工業株式会社、摂南大学、森ノ宮医療大学

    進学先
    大阪工業大学大学院工学研究科 化学・環境・生命工学専攻
    東北大学大学院医学系研究科 障害科学専攻 
    大阪保健福祉専門学校