大阪工業大学 環境工学科

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環境 VOICE

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ハノイの街並み
2023/01/26
 旧正月前のハノイの街並みをお送りします。

 日本の水処理技術を現地に導入するための水環境改善プロジェクトの予備調査に同行しました。膜を使った排液の減量と透過水の再利用に関する技術提案で、膜の洗浄方法がユニークで興味深い技術です。導入予定先の工場にも行きました。残念ですが、工場のラインは守秘義務の関係からここでは紹介できません。
 かわりにハノイの街並みをお送りします。
まずは大通り。高層ビルが後ろに見える中、ベトナム名物のバイク集団です。ベトナムに来たな、と感じます。近年高層ビルの建設ラッシュだそうです。動画ではバスも見えますが、なぜかほとんど乗っていません。公共交通機関が少ないので、みなさんバイクが大事な足なんだなと感じました。


 続いて通りを入ると、生活感のある風景が広がります。2車線道をやはりバイクがたくさん走っています。街並みを見ると、小さな道なのに電柱がないので、街がすっきり見えます。電線は地中に入っているようです。通りではお正月用にキンカンや梅の鉢植えが売っていました。旧正月は家族親戚が集まる大事なイベントで、みんなの気持ちの高まりが歩いていても感じられました。



 さらに小道に入ると、狭い路地に建物がひしめいています。路地は人々の生活感が感じられます。表通りとは違って、道にゴミや砂がなくてきれいなのが意外でした。表通りの喧噪もなくて、意外と静かです。このような迷路のような道が奥まで続いています。排水処理に関わる身として、道の幅から下水道は敷設しにくそうだし、各家庭にあるセプティックタンクの汚泥抜き取りもバキュームカーは入れないだろうな、と感じました。
 動画の最後の方には壁にゴミ捨てに関する標語が書いてあります(読めないので、おそらく、ですが)。ベトナム政府は環境問題に力を入れており、市民の意識も徐々に高まっているように感じました。



 10年ぶりのベトナムの街でしたが、歩いていると、喧騒の中なのに何か落ち着いた気持ちになります。

現地EPC企業への技術紹介

ハノイ近郊のレストランでお昼ごはん

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