通信方式研究室
山内 雪路 教授

チームによる問題解決

紹介してくれる人


情報ネットワーク学科4年 米田 悠人さん


通信方式研究室ではこんなことを学んでいます。


現在では社会インフラとなっている通信分野を支える技術を学んでいます。私たちは普段、インターネットを使って動画や文章といったさまざまなコンテンツを閲覧しますが、どのような仕組みで使われているのかを一から学ぶことができます。


私が通信方式研究室を選んだ理由


オープンキャンパスの時から先生や研究室の先輩と仲良くさせていただいたきっかけがありますが、それ以外にも研究室の活動(Network BootCampといった実践でも使える技術を習得できるイベント)や学外でネットワーク分野の活動をしてきた点もあり、通信方式研究室を選びました。


ゼミ生の間で流行っていること


インフラ歩き(NTT電話局舎やデータセンターやパラボラアンテナといった通信設備の見学)や電話関連、インターネット関連の最新技術の調査と検証が流行っています。インターネット関連の技術では、BGPと呼ばれるインターネットの根幹に使われるプロトコル(通信規約)を自分たちの試験用ネットワーク上で運用することを学外活動として同期と一緒に行っております。


先生はどんな人?


気さくな方で、どんな質問にも答えてくれる先生です。興味のあることや質問が少しでもあれば、忙しくても時間を取ってくれる上に、話が盛り上がると何時間も話してしまうほど、学生との距離が近い先生です。


他にどんな活動をしていますか?


ゼミではNetwork BootCampという取り組みを行っています。プロトコルというネットワークの決めごとを先生から教わり、実際にネットワーク機器を使って学生同士でコミュニケーションを取りながら通信ネットワークを構築して、動作の確認を行います。ネットワークの実践的で全般的な知識を身に付けられる演習です。

個人での活動ですが、ICTSC2019、ICTSC2020(※1)というインフラ関係のトラブルシューティングコンテストの運営をしていました。現在は、商用ISP(インターネットサービスプロバイダー)関係者でなくても最新技術を試せるネットワークを構築・運用しているHomeNOC Operators' Group(※2)の運営委員やdoornoc(※3)という団体でIPアドレス管理指定事業者をしています。

※1: ICTSC(ICTトラブルシューティングコンテスト)
ネットワークやサーバ等に関するトラブル解決をチーム対抗で競うことにより、ネットワーク関連の技術向上はもちろん、コンテストを通じて知り合ったエンジニアの長期的な交流も目的としたコンテストです。
※2: HomeNOC Operators' Group
自宅でネットワーク機器やサーバを運用している若手エンジニア数名にて、自由に触れるインターネットに接続するシステムを設計、構築、運用しているグループです。
※3: doornoc
自由で制限のないネットワークの構築および運用を目標とする団体です。現在は大阪府を中心に活動しており、運営メンバーの全員が大学生です。


学習環境・質問などはしやすいか


やりたいことを先生に話すと、それに応じてできる限りやれる環境を整備してくれます。また、質問に関しては、先輩や先生に質問すれば丁寧に分かりやすく説明してくれる環境です。