全学科で学生に合わせて入門から応用レベルまで、しっかりとプログラミングを学びます。また、キャリアデザインに関する教育により、大学での学修の動機付けを促し、社会人基礎力と就活力を養うことを目的としています。
情報科学の基礎となる「数理科学」で数理科学的能力を養い、学科共通的な「専門基礎」で基礎的能力を育成します。各学科の特長となるデータの分析、人工知能、システム構築、メディア処理、サイバーセキュリティなどの専門・応用教育を組み込んでいきます。
「演習科目」での学修を通して専門分野を統合、設計や実装をする能力を養います。四年間の学びの集大成として「卒業研究」を行い、論理的思考力、コミュニケーションやプレゼンテーションなど、総合的能力の育成を図るとともに、社会における情報技術の役割や情報技術者の責任などについても理解を深めていきます。
情報科学部では、実社会に直結する学びを目的とし、企業や行政と共同でPBL(解題解決型学習)教育を行っています。2019年に枚方市役所、北大阪商工会議所と連携して、地域課題解決プロジェクト「Hirathon(ヒラソン)」を設立し、2022年にステークフォルダーの対象地域が拡大したことにより、「ソーシャル・オープンイノベーションチャレンジ(ソイチャレ)」に改称しました。現在は、ソフトバンク株式会社、リコージャパン株式会社、富士通Japan株式会社、枚方信用金庫からの協賛も得て活動を推進しています。健康、観光、地域振興、ごみ収集、災害対応、働き方改革などの地域課題に対して、枚方市が提供する公共オープンデータ(ビッグデータ)などを活用し、AIデータサイエンス的アプローチで、アイデア創出の「アイデアソン」、システム開発の「ハッカソン」形式で課題解決をめざしています。
当プログラムでは、海外の学生と混成チームを作り、共通の課題に取り組みます。与えられた課題を制限された条件下で取り組むことで、学生の多様な能力(課題解決力、創造性、チームワーク、タイムマネジメント力、コミュニケーション力、リーダーシップなど)を引き出し、同時にグローバルな交流を通じてダイバーシティ(多様性)を感じてもらうことが狙いです。情報科学部では「チーム開発」に力を入れており、国が違う学生同士が協力し合ってグループワークや画像・ロボットのプログラミングに取り組みます。社会情勢を鑑みて、オンラインでの実施となったプロジェクトもあります。それでも情報科学部の強みを活かし、アバターを使った2D仮想空間を介して、リアルに近いコミュニケーションを実現しています。
また、本学では2020年度からSDGsを国際PBLの共通テーマに設定しており、海外の学生と社会が直面する世界共通の課題に取り組むことで、意識や行動を変えるきっかけになることを目的としています。
「演習科目」での学修を通して専門分野を統合、設計や実装をする能力を養います。四年間の学びの集大成として「卒業研究」を行い、論理的思考力、コミュニケーションやプレゼンテーションなど、総合的能力の育成を図るとともに、社会における情報技術の役割や情報技術者の責任などについても理解を深めていきます。
※情報科学部 2022年度実績
学生の向上心に応え、学部での教育によって培った能力をさらに深化していくことを目的に、本学では大学院研究科を設置しています。
高い学識を駆使して課題解決を主導する、優れた技量、そして豊かな人間力を備えた、技術者・研究者を志して研鑽を重ねています。
データマイニングと機械学習を基礎的な理論として学び、PBL(Problem-Based Learning)を通じて、データ分析能力およびプレゼンテーション能力を高めます。さらに、マーケティング、モノづくりに関する実践科目を通じて、実践力を向上します。
※本プログラムは、文部科学省「職業実践力育成プログラム(BP)」に認定されています。