情報知能学科

情報知能学科の概要

この動画では、本学科の概要を説明します。(6分51秒)
0:00 学科長挨拶
0:19 情報知能学科の特長
1:43 情報知能学科の学び
3:50 卒業後の将来像
5:13 主な就職先
6:08 さいごに

情報知能学科の特長

1. 今後の社会を支えるITエンジニアを育成

現在、IT技術を活用した装置(スマホやスマート家電など)や、システム(医療や教育システムなど)は、広く私達の生活を支えており、もはや無くてはならないものになっています。人口減少や高齢化が進む我が国において、今後これらのIT機器や情報システムには、ヒトに代わってヒトのように知能的な処理を行い、社会を支えることが求められています。
本学科は、このような社会のニーズの変化に対応できるITエンジニアを育成するため、従来のITエンジニアに求められていたプログラミング技術はもちろん、人工知能の開発・活用方法や、知能を組み込む対象となる機器(ハードウェア)やシステムについてもバランスよく指導を行います。

2. 広がる活躍の場

本学科では、従来のソフトウェアプログラミングに加え、今後のITエンジニアに求められる人工知能やハードウェア等についても学べるため、急速に増加しているITエンジニアの中で、大きな付加価値を持った人材に成長することができます。このため卒業後は、学生みなさんのそれぞれ興味のある分野(家電、車、医療システム、教育システム等)での活躍が期待できます。

3. 最先端の研究を通じて実力向上!

本学部では、3年生になった段階で所属する研究室を決め、最先端の研究に携わりながら、情報技術を学ぶことができます。本学科では、下記のキーテクノロジーに記す様な知能システムに直接的・間接的に関連した研究(画像認識、災害シミュレーション、スマホ・組み込みアプリ、ロボット、集積回路設計、などなど)を通じて、今後の社会で求められる情報知能技術を学ぶことができます。 また、本学部は大学院も備えているため、学部4年修了後も進学してより専門性を深め、非常に高いレベルの技術者を目指すことも出来ます。

情報知能学科の研究室紹介

この動画では、本学科に所属する研究室(神経模倣システム研究室)における研究の様子を紹介します。この研究室では、生体の神経系に学んだ新しい人工知能の開発を行っています。

情報知能学科の学生プロジェクト活動

情報知能学科では、最先端のAIを活用する技術や、高速なCPUを開発する技術を、学生たちが楽しみながら身に付けられる課外活動プロジェクトを多数提供しています。以下で紹介するのは、情報知能学科が主催もしくは協力しているプロジェクト群です。

IT×リアル謎解きゲーム開発プロジェクト

  このプロジェクトは、IT技術を使って体験型の謎解きゲームを作成するプロジェクトです。利用するのは、人工知能(音声・画像認識)、画像処理、AR、ウェブアプリ、ロボット、などなど。リアル謎解きゲーム作成団体の協力を受けながら、見て・聞いて・感じることができる全く新しいエンターテインメントを開発しています。
  こちらの動画は、2022年3月に大阪市内の施設での実施用に開発した謎解きゲームの紹介動画です。動画中に登場するゲーム端末は、この学生プロジェクトで開発されたもので、tOITe (トイテ:terminal for OIT edu-tainment)と呼ばれています。tOITeは、ICカードインターフェース、カメラ、マイク、AIによる推論が可能な小型コンピュータなどを備えており、音声や画像認識を利用したインタラクティブなゲームの実施が可能です。

AIスマートカー開発プロジェクト

  このプロジェクトは、中之島ロボットチャレンジという屋外自律移動ロボットの実証実験に参加し、中之島を自律走行するAIスマートカーを開発するプロジェクトです。
  こちらの動画は、中之島ロボットプロジェクト参加用ロボット開発の様子です。中央公会堂周辺の歩道を、本プロジェクトで開発したAIスマートカーがテスト走行する様子や、独自開発の視覚認識システムの動作の様子をご覧ください。

オンラインPRコンテンツ作成プロジェクト

  このプロジェクトは、情報科学部の学生たちが、情報科学部の魅力を発信するための動画や画像等を作成し、SNSを通じて発信するプロジェクトです。SNSのURLは以下の通りです。
twitter
instagram
YouTube

コンピュータ設計プロジェクト

  このプロジェクトは、スマホ・パソコン・家電製品や自動車など、情報処理を行うあらゆる装置の頭脳ともいえる「プロセッサ」を、学生たち自らが設計・開発するプロジェクトです。
  こちらの動画は、このプロジェクトに参加した学生のインタビュー動画であり、Phase.04まである一連の動画の冒頭(Phase.01「この活動で得たもの」)です。動画の続き(Phase.02以降)は、以下のリンクからご覧ください。
未来を拓く学生たちの挑戦

先輩からのメッセージ

この動画は、女性システムエンジニアとして本学科を巣立った先輩からのメッセージです。

情報知能学科のキーテクノロジー

本学科で取り組んでいる研究の例です。いずれも社会に役立つ先進的な研究です。社会のためにこれらの研究を進めるとともに、より高い技術力を身に付けたいと考えている皆さんには、大学院への進学を強くお勧めします。

スマート社会を実現するAI・センシング&シミュレーション技術

これからのスマート社会を実現するための基盤となる人数・人流センシング技術と、その応用(各種ソリューション)のためのAIシミュレーション技術を研究開発してます。応用例は、危機管理対策、感染症対策、経済対策など多岐にわたります。

昆虫の神経系に学んだロボット

小規模ながらも優れた能力を持った昆虫の神経系の情報処理を模擬するハードウェアやソフトウェアを開発し、昆虫のように自律飛行できるドローンの開発を進めています。
(神経模倣システム研究室)

情報技術の心臓部となる高性能コンピュータを設計

先端情報機器は、必ず心臓部にコンピュータが内蔵されおり、コンピュータの高性能化が情報技術の進歩を支えています。私たちは、コンピュータを構成する演算器やメモリなど様々な回路を超高速かつ超低エネルギーで動かすための設計技術を研究しています。

凧を使った地上モニタリング

凧を使って、空中から地上のさまざまな物体や建造物などをモニタするためのシステムを実現するため、凧の飛行を安定化する制御方法について研究を行っています。

両眼立体視システム

ヒトを始め多くの生物が、二つの眼から得られる像の微妙な違いを元に、豊かな奥行き感を得ています。両眼立体視を行っている大脳皮質の視覚野に学び、奥行き感を知覚するシステムの開発や、このシステムを活用したロボットの制御を行っています。
(神経模倣システム研究室)

マイコンを使った水質制御

マイコンの性能が向上し、様々な制御に用いられるようになりました。これを利用して環境をモニタリングし、水質制御を行う実験をしており、その評価として、アクアポニクス(アクアリウム+水耕栽培)の制御を目指しています。

主な就職先

本学科の特長を反映して、ソフトウェア寄りからハードウェア寄りまで、様々な分野のエンジニアとして、卒業生は巣立っています。
詳細は就職先リストをご覧ください。