お知らせ
2021.05.29
センター構成員が日本材料学会 論文賞を受賞しました
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  • 賞状

センター構成員で電子情報システム工学科に所属の小池教授らが執筆した論文が「令和2年度日本材料学会論文賞」として受賞されました.

受賞課題
「電界効果トランジスター型バイオセンサー応用に向けたスピンコート法によるフィブロイン薄膜の作製と特性評価」(材料,Vol.68,No.10,pp.751~756

受賞者
小池一歩,池 広大,大西勇輔,佐々木太鳳,広藤裕一,矢野満明

著者らは,市販の絹フィブロインパウダーを用いて,所定濃度の水溶液をあらかじめ長鎖シランカップリング剤で処理した金属酸化物表面にスピンコーティングする方法を提案し,生体蚕から抽出した場合と同等な特性を有する絹フィブロイン膜を,数マイクロメートル以下の均一な膜厚と水溶液中でも剥離しない接着強度で作製できることを明らかにしました.さらに,この方法で酵素を絹フィブロイン薄膜中に固定化することで,実用レベルのFET型グルコースセンサーの試作にも成功しており,学術的のみならず工学的にも高い価値として評価されました.