センター概要・経緯

センター概要

半導体材料を中心とした先端材料や新機能デバイスの開発を目的とした研究拠点として1987年に工学部付設の「新材料研究センター」が設立されました。当時、分子線結晶成長装置やラマン分光装置などを導入した最先端施設の機能を備えていたことに加え、文科省「特色ある教育研究」として1987年および1994から各4年間にわたって助成を受けました。また、高度な半導体製造技術や評価技術を学部学生が実習の中で体験できる全国でも有数の特色ある教育施設として機能してきました。

同センターは2000年度にバイオベンチャープロジェクトに参画し、2006年度には文部科学省の「ハイテクリサーチセンター(5年間)」に選定され、材料、バイオ、MEMS/NEMS分野にわたるナノテクノロジーの研究センター「ナノ材料マイクロデバイス研究センター」としてリニューアルされました。また、2007年度には、センターに設置された高度な評価装置を利用する技術を身につけると同時に、企業の技術者にとって重要性を増す知的財産に関する実践的な技能を習得するため、大学院前期課程の学生にむけ、「材料・デバイス開発実務特論」が開講されました。

2011年度には文部科学省の「戦略的研究基盤形成支援事業(5年間)」に選定され、最先端の薄膜製造装置や分析装置を追加しました。さらに2017年度には文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業(タイプA【社会展開型】)に選定され、現在に至るまで大学の研究拠点としての機能を果たしてきました。

このように大型助成によるプロジェクト研究は、大学の研究レベルを向上させるだけでなく、研究を推進する学部学生・大学院生に大きな教育効果があり、これまでに優れた成果を多数あげています。

センター員・研究担当幹事・運営委員会委員

センター長 電気電子システム工学科 教授 前元利彦
研究担当幹事 電子情報システム工学科 教授 小池一歩
応用化学科 教授 東本慎也
センター員 電気電子システム工学科 准教授 小山政俊
機械工学科 教授 上辻靖智
電子情報システム工学科 教授 小池一歩
電子情報システム工学科 准教授 廣芝伸哉
応用化学科 教授 東本慎也
生命工学科 教授 藤里俊哉
一般教育科 教授 藤元章
ナノ材料マイクロデバイス研究センター 教授 和田英男
運営委員会委員 電気電子システム工学科 教授 見市知昭
電気電子システム工学科 教授 藤井彰彦
電気電子システム工学科 准教授 眞銅雅子
機械工学科 講師 横山奨
応用化学科 教授 藤井秀司
応用化学科 教授 下村修
応用化学科 准教授 平井智康
一般教育科 教授 原田義之
一般教育科 講師 長谷川尊之

研究センターのあゆみ

1987年 文部省の「私立学校施設整備補助金」を受けて、本学における材料・デバイスの研究と教育の場として350平米のクリーンルームを有する「新材料研究センター」が開設された。
1987~1990年 文部省「特色ある私学教育に関する経常経費補助金」を受けた。
1992年 文部省の「私立学校施設整備補助金」で研究用大型設備を追加導入した。
1994~1998年 文部省「特色ある私学教育に関する経常経費補助金」を受けた。
1999年 文部省の「私立学校施設整備補助金」で研究用大型設備を追加導入した。
1999~2001年 文部科学省の「学術研究振興資金」の助成を受けた。
2000~2004年 文部科学省の「バイオベンチャー研究開発拠点整備事業」の選定を受け、研究用大型設備を追加導入した《代表:仲町英治、機械工学科 教授》。
2006~2010年 文部科学省の「ハイテクリサーチセンター整備事業」の選定を受け、研究用大型設備を追加導入した《代表:矢野満明、電子情報通信工学科 (現 電子情報システム工学科)教授》。
センターの名称を「ナノ材料マイクロデバイス研究センター」と改称し、センターの床面積を拡張した。
2012~2016年 文部科学省の「戦略的研究基盤整備事業」の選定を受け、研究用大型設備を追加導入した《代表:佐々誠彦、電気電子システム工学科 教授》。
2017~2019年(予定) 文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業(タイプA【社会展開型】)」を受け、研究用大型設備を追加導入した《代表:前元利彦、電気電子システム工学科 教授》。