大阪工業大学 ナノ材料マイクロデバイス研究センターでは、下記の講演会を実施いたします。皆様の聴講を歓迎いたします。なお、工学研究科学際科目「材料・デバイス開発実務特論」の履修者は必ず聴講してください。
記1.日 時
2024年1月9日(火曜日)2限目 11:00~12:40
2.場 所
大阪工業大学 大宮キャンパス 3号館2階 322教室
3.講 師
櫻井 芳昭 博士
地方独立行政法人 大阪産業技術研究所 和泉センター研究管理監(本学 客員教授)
大阪府エネルギービジネス推進事業(大阪府商工労働部)エキスパート
4.演 題
研究開発が進む全固体電池
5.講 演 次 第
・地方独立行政法人大阪産業技術研究所
・リチウムイオン電池
・リチウムイオン電池から全固体電池へ
・硫化物固体電解質を用いた全固体電池の作製と評価
・硫化物系固体電解質シートの作製と全固体電池への応用
・全固体電池への期待
・総括
6.概 要
大容量・高出力であるリチウムイオン二次電池のメリットを維持しながら、従来の欠点だった安全性や耐環境性を高められる「全固体電池」の開発が進んでいます。全固体電池では、リチウムイオン二次電池で使われる可燃性の電解質に替えて、固体でありながらイオンの動きを妨げない材料を電解質として利用することで安全性を高めます。また、不燃性の材料を使えば発火・爆発する可能性はなくなります。こうした高い安全性を利用して、「電力貯蔵システム」や「ドローン」、「空飛ぶクルマ」と言った飛行体、さらには工場など過酷な環境で利用するIoTデバイスなどへの搭載に期待されています。
7.連絡先
工学研究科電気電子・機械工学専攻
小池 一歩 kazuto.koike@oit.ac.jp
以上
講演会チラシ ( pdf:197.31KB )