ワークショップ結果報告

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NEDO講座大阪会場ワークショップを実施しました

講義に引き続き、6月23日午後から6月24日(17:00まで)にかけて大阪工業大学梅田キャンパス8Fロボティクス&デザインセンターで「新たな医療福祉ロボットビジネスをデザイン思考で考える」をテーマにワークショップを開催。このワークショップの講師は大阪大学大学院医学系研究科バイオデザイン学共同研究講座の八木雅和特任准教授で社会人9人が参加しました。

NEDO講座大阪会場ワークショップを実施しました

このワークショップでは、スタンフォード大学バイオデザインプログラムで約10ヵ月かけて実施する内容を1日半に集約し実施いただきました。

最初に、2チームに分かれて、カラーモールを2色選んで自分を表す形を作って自己紹介を行いました。また、Y(適切な対象)にとって、Z(期待される成果)をもたらすために、X(問題解決のベスト)する方法というNeed Statementを利用して、参加者各自が携わる業務内容も説明しました。

ワークショップを実施するにあたり、各チームに与えられたケースは2つ。

1つは、「認知症の高齢者の女性が腎臓移植を受けた後に、処方通りに免疫抑制剤を飲んでいないのではないか?」、2つ目は、「発展途上国の5歳の男の子が乳児の時点で先天性難聴を確認する方法はないのか?」でした。

チームごとにこれらケースから考えられる問題やニーズを洗い出し、解決策を出そうとしない、ステークホルダーの主観に左右されないなどを意識しながらNeed Statementを作成。時間内に作成した数点のNeed Statementに対しスコアリングを行い、アイデアを集束させていきました。さらにその中から、実現可能性、保険適用などのコンセプトをスコア化し、アイデアにブラッシュアップをかけていきました。

最後にプロトタイプを作成し、違う班のメンバーの体験を通じて検証を行うなど、常に評価、検証、さらにインプットを繰り返し、参加者の理解の浸透を促していました。

北岡 和義

徳島大学 教養教育院 イノベーション教育分野 講師

徳島大学大学院医学研究科博士課程修了。徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部分子栄養学分野COE研究員、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部統合生理学分野COE研究員、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生理機能学分野助教を経て現在に至る。専門分野は環境生理学、体力医学、イノベーション教育学。

西應 浩司

大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部空間デザイン学科 准教授

京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士後期課程機能科学専攻修了。博士(学術)北海学園大学工学部建築学科准教授などを経て、2007年から現職。専門は都市計画、インテリアデザイン。

北村 浩

摂南大学経営学部経営情報学科 教授

IBM GBS(Global Business Services)出身。グローバル日本企業向けビジネスコンサルティング、コンプライアンスコンサルティングの推進。専門は、ITサービスデザイン、リーガルテクノロジー、事業デューデリジェンス。主な活動業界団体(スマートIoT推進フォーラム、ITS Japan、営業秘密保護推進研究会)。民間MOTスクールでのマネジメント職のスキル育成、中央官庁職員向け情報リスクマネジメント教育の委託事業。博士(政策科学)。

北垣 和彦

大阪工業大学ロボティクス&デザインセンター室長

パナソニックのロボット社長プロジェクトであったロボット事業化推進プロジェクトの事業企画責任者。社内ベンチャー企業の立ち上げ等も経験。NEDOロボット白書執筆メンバー等、ロボットに関する対外活動にも取り組み、2015年1月から大阪工業大学ロボティクス&デザインセンターを担当。

油井 毅

大阪工業大学ロボティクス&デザインセンター担当係長

ロボティクス&デザインセンター アカデミックアドミニストレータ。岩谷産業では民生用LPガスのエリアマーケティング、新規営業、M&Aなどを担当。常翔学園広報室を経て、2015年10月から現職。同志社大学大学院総合政策科学研究科技術・革新的経営専攻博士課程修了。博士(技術・革新的経営)。専門は製品・サービスの普及、イノベーション人材育成。

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