社会はチームとその中の役割分担で成立する
百鬼夜行絵巻(国際日本文化研究センター蔵)
〔長い年月の間に使い込まれて古くなった道具には、神や霊魂が宿るとする考えがあります。
それらを付喪神(つくもがみ)と呼びます。百鬼夜行絵巻は、ものを大切にする心を伝えています。〕
社会の歯車や道具になりたくないと考える人へのメッセージ
様々な道具は、それぞれが担う役目が違って、それぞれが重要な役割を果たします。
そして、粘り強く仕事を続けることで、私たちの未来が拓けます。
研究室の活動はチームで
一人ではできない調査
研究室で取り組む研究には、既存の統計資料などだけではなく、必ず、自分たちが直接調査・測定を行ったオリジナルデータを用います。
その時に実施する調査・測定は、実験室の中で実験装置を用いて行うものではありません。実社会のフィールドの中で、実際のものを対象に調査・測定を行います。
しかも、地方公共団体や民間企業の協力も得て、1人では実行することができない規模の調査・測定を行います。
準備にこそチーム力
研究室で行う懇親会にせよ、調査・測定にせよ、それらを成功させるには、着実に準備をすることが大事です。準備が9割、本番が1割です。
そして、準備にこそ、チーム力が必要です。
段取りを考えてその順番、その内容での遂行、しっかりした役割分担。リーダーシップ、メンバーシップ。チームで考え、チームで実行すれば、一人一人が別々に取り組むよりもずっと深く、大きな仕事ができます。
研究室配属を考えている3年生へ(1~2年生も♪)
こんな人材を期待します
- 先輩・同輩と協調して仕事ができ、後輩の指導の労を惜しまない人
- 受け身にならずに自ら学び、新しい工夫をする人
- 自分への投資を続ける人
研究室の活動を通じて身につけるヒューマンスキル
研究、イベントの企画と参加、他大学や先輩・後輩との交流、就職活動など、研究室での1年半の間に、メンバーは様々な経験を重ねます。
その中で、これからの社会を支える大人としての力を身につけます。
- コミュニケーション力
- 相手の話を的確に聞き、言いたいことを論理的に伝える
- 問題解決力
- 分析により課題を抽出・設定し、解決方法を立案し、実践する
- 段取り力
- 全体と部分をバランス良くとらえ、効率的、効果的に取り組む
- 表現力
- 様々な表現手法を使いこなしたり、議論の場を形成したりする
- 自己評価力
- 客観的に自分自身や自分がしていることを評価し、軌道修正する