■ 公害・廃棄物・低炭素 オープンセミナー

大阪工業大学 工学部 環境工学科 廃棄物共存工学研究室 教授 渡辺信久
 
<趣旨>
 大阪工業大学環境工学科では、環境分野関連産業を支える技術者を社会に輩出すべく、工学の基本である物質収支・エネルギー収支の定量的取り扱いを中心に、日頃より教育・研究を行っております。しかし、社会では、「環境・廃棄物・低炭素」というと、法令や社会制度、フロー解析とその評価など、理化学ではカバーしきれない話題が多く出てきます。
 この講座は、そういう学生諸君を対象に、「3R・低炭素社会検定 公式テキスト」を使いながら、環境に関連する事項の説明をし、社会での環境・廃棄物・低炭素に関わる一般的事項を講義しようというものです。セミナーの名称は、「公害・廃棄物・低炭素」としました。環境法令は、やはり公害に端を発しており、その仕組みを学ぶことが重要だからです。
 自身の研究室の学生を対象としたセミナーですが、他研究室・他大学の学生の聴講も歓迎いたします。
 
 
日時: 2016年4月7日, 14日, 21 日; 5月12日, 19日, 26日;  6月2日
木曜日 18:00-19:30 (全 7回)
場所: 大阪工業大学うめきたナレッジセンター(https://www.oit.ac.jp/umekita/)
(グランフロント大阪 ナレッジキャピタルタワーC 9階(北館地上階からEVを利用))
持ち物: 3R・低炭素社会検定 公式テキスト 改訂2版 (ミネルヴァ書房)
定員: 30 名(うち、自身の研究室学生として8名分を確保しております)
参加方法: 参加希望の方は、渡辺まで(nobuhisa.watanabe@oit.ac.jp)
 
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<第1回 4月7日> 廃棄物処理の法令
1-1「市町村の事務」は、「1900年の汚物掃除法」から始まった
1-2 産業廃棄物は公害国会(1970年)の年に制定された廃棄物処理法で定められた
1-3 6種類の産業廃棄物は法律で、14(当初は13)種類の産業廃棄物は政令で定められる
1-4 焼却処理や最終処分関連の技術的事項は、施行規則・省令、告示、マニュアルなどで定められている。
<第2回 4月14日> 公害防止の体系
2-1公害防止制度の成り立ち: 地方の先行
2-2 環境基準と排水・排ガス基準の違いについて
2-3 規制の方法
2-4 化学物質の規制
<第3回 4月21日> リサイクル関連法各論
3-1 廃棄物の範疇の変化
3-2 容器包装リサイクル法
3-3 耐久消費財のリサイクル法
3-4 業界にリサイクルルールを導入する: 建設リサイクル法と食品リサイクル法
3-5 リサイクル法と社会
3-6 進展させるためにはwinーwinの関係が必要
<第4回 5月12日> 常識的な量 (エネルギー・低炭素)
4-1 結論: 現在の日本でヒトの消費は一人で50人分
4-2 人の「等身大サイズ」は100 Wと0.1 haである
4-3 光合成と酸素の生産
4-4 エコロジカルフットプリント
4-5 日本の一次投入エネルギーは食料の45倍
4-6 日本のCO2排出量排出量は呼吸起源のCO2の40倍
4-7 まとめ
<第5回 5月19日> 廃棄物の性状と処理方法に関する法制度・国際社会における環境問題
5-1 特別管理廃棄物の構成
5-2 特別管理廃棄物前史
5-3 最終処分に関する技術的取り決め
5-4 いくつかの特別管理廃棄物について
<第6回 5月26日> 京都議定書と温室効果ガス
6-1 京都議定書の枠組み
6-2 第一約束期間の総括
6-3 次の進み方
6-4 気候変動の理科
<第7回 6月2日> まとめ
7-1 三分野を四時代に分割して考える
7-2 公害・環境汚染・健康被害の現在と近未来
7-3 廃棄物の現在と近未来
7-4 低炭素の現在と近未来
 
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