大阪工業大学 環境工学科

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環境工学科について

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環境工学科紹介動画


きめ細やかな支援編


国際PBL編


研究室編

 


部活編

1.環境工学とは?

都市の衛生機能を守る

人が集まって生活し、政治・経済・文化が生み出される地域を「都市」といいます。都市生活を持続させるためには、「安全な水と食料を供給」し、「下水とごみを排除」することが必要です。なかでも、「上下水とごみ処理」は都市基盤として整備しなければなりません。これら「都市の衛生機能」の維持が、最初の環境工学のミッションでした。

環境工学とは

フランス南部ガルドン川に架かる古代ローマ時代の水道橋「ポンデュガー」(生命環境学研究室提供)

環境工学とは

下水道のしくみ(大阪府箕面市HP)

環境浄化のための技術

産業の発展とともに、自然の自浄作用にゆだねるだけでは環境の悪化を止められない状態、すなわち「公害」が発生しました。そこで私たちの先人は、規制をし環境工学の技術を高め、現在の良好な環境を築いてきました。その技術の考え方は、「物理化学的に有害性を取り除く」ことと「自然の浄化作用を促進する」に分けられます。今後もこのような技術を発展させ、私たちの暮らしと環境を守っていく必要があります。

環境浄化のための技術

かつての大阪の大気汚染(大阪府HP)

環境浄化のための技術

浄水場(緩速ろ過施設;水代謝システム研究室提供)

環境浄化のための技術

オオサンショウウオ(2006年3月京都市雲ヶ畑)

環境浄化のための技術

棚田(2011年5月東大阪の暗峠)

地球環境との関わり

石油などの化石資源に依存した現代文明の持続可能性が不安視されています。温暖化、放射能や化学物質などによる汚染が、地球の環境と生命を脅かしています。いま、人間活動と資源・エネルギーの浪費を見直し、
「資源循環と再生可能エネルギーのベストミックス」を考える必要があります。

地球環境との関わり

宇宙から見た夜間の日本付近の灯り(株式会社ビジョンテック提供)

地球環境との関わり

メガソーラ発電(川崎市HPより)

環境工学が目指すもの

都市・公害・地球と、視野を広げた現在、環境工学のミッションは、技術を駆使して「持続可能な地球」を実現することです。そのためには、これまでの細分化されてきた技術を大づかみにする「骨太の技術」が必要です。環境保全、省エネ、資源循環など、環境工学に関連した分野の仕事の場は幅広く、卒業生の活躍は多岐にわたっています。

環境工学が目指すもの

三重青山高原ウィンドファーム(http://www.awf.co.jp/)

環境工学が目指すもの

ヒートアイランド対策などを目的とした大規模屋上緑化建築による都市緑化(生物圏気象環境学研究室提供)

環境工学が目指すもの

重油を作ることで知られているオイ ル産生藻類「ボトリオコッカス」蛍光顕微鏡画像で黄色に光っている部分が油滴(生命環境学研究室提供)

環境工学が目指すもの

中国太湖における「アオコ」発生の様子。湖一面がアオコで覆われています(バイオサイクル研究室提供)

2. 教育の目標

大阪工業大学工学部 環境工学科では、時代変化に対応し、環境分野において一貫性ある専門教育・研究を効果的に行います。そして、研究・教育を通して、市民・行政・産業界などの社会的要請に応える人材を育てることをめざします。

教育方針と内容

環境工学科の育成人材像に基づき、幅広く深い教養や総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養するとともに、環境工学の専門分野における高度な知識・技術を伝達します。

教育方法と特色
  • 理論的な学習と演習による体験的・実証的学習をあわせて科学的な理解と実践力が身に付きます。
  • 特に演習においては、少人数で対話型・双方向型授業を行い、学生-教員間のコミュニケーションを密にすることによって教育効果の向上を図ります。
  • 新入生の導入教育が充実しています。1クラス10名程度の「基礎ゼミナール」で、集団の中の自己表現、文章表現などを指導するとともに、大学で学ぶことの意味や心構えを喚起することを目的とした少人数教育を行います。
  • 技術者教育として、固有の専門技術に精通するだけでなく、技術者の社会的役割、環境倫理および技術者に求められる資質等についても充分な指導を行います。

環境工学科の教育目標とカリキュラム編成方針(PDF)

3. 新入生オリエンテーション

川上村の自然に学ぶ

環境工学科では、里山や原生林、清流など、自然豊かな奈良県吉野郡川上村で、新入生オリエンテーションを実施しています。オリエンテーションは1泊2日の日程で、源流の森とそこに流れる川、人工林などの自然環境を体感し、林業や製材加工、木材リサイクルなどの産業を学びます。また、環境に関連する講演、ディスカッションの時間もあります。新入生どおしの親睦を深めるとともに、さまざまな体験やふれあいをとおして、「自然環境との共生はどうあるべきか」、「今後環境工学科で何を学んでいきたいか」を新入生自らが考えるきっかけづくりとなっています。

丹生川上神社
御船の滝
川上村森林組合
源流分校にて
謎を隠しているところ(大滝ダム)
あきつの小野公園散策道にて
源流分校
丹生川上神社、地域おこし協力隊の方と、御船の滝、源流分校教室
全体写真
プログラムの例

※プログラムは、実施年度によって変更があります。

1日目
水源地の森ツアー。吉野川の源流部にひろがる天然林・水源地の森を散策します。
1日目 夜
利害関係があって答えを出すのが難しい環境問題をテーマにして、ディスカッションを行います。
2日目
人工林で間伐体験を行います。
間伐体験の後、「森と水の源流館」を見学し、天然林と人工林、林業について学びます。
1日目
2日目

川上村のブログでも紹介されています。

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