就職データEmployment data

文系に比べて、理工系学部の学生は大学院へ進学する傾向が高くなっています。大手企業の理工系採用は大学院修了を基本とすることが多く、より有利な条件で就職活動を行うために、学部生の約4割が大学院へ進学。そのうちの約8割が技術系の専門職に従事しています。

一般的な定年は60歳ですが、研究や開発職など専門分野を活かせる職業では65歳以上の就業者人口が、その他の職種に比べて高くなっています。大学院修了者の多くは、培った経験、知識や技術を積み重ね、長く働くことが可能です。

大学院修了の場合、年収1000万円以上の人口が学部卒に比べて多いという調査データがあります。大学院生は修了後、研究や開発職につき、比較的高い収入を得る人が多いという傾向が、こうした実績に表れています。

研究開発者を採用した企業に行ったアンケートでは、採用した研究開発者の能力・資質全般に対する印象は「期待を上回った」「ほぼ期待通り」の声が8割を超えており、人材の受給の一致度が高いと考えられます。

就職実績

求人倍率 主な就職先
(過去3ヵ年)

建築学コース

建築デザインや設計に関わる専門性ある職種に就いています。

52.5倍(求人数:735件/就職活動者:14人)

都市デザイン工学コース

構造物に関わる多彩な業界が就職先です。

108.3倍(求人数:650件/就職活動者:6人)

電気電子工学コース

幅広い業種が電気電子工学の知識や技術を求めています。

55.1倍(求人数:2,038件/就職活動者:37人)

機械工学コース

修了生の多くが、大手メーカーへの就職を実現させています。

47.0倍(求人数:1,596件/就職活動者:34人)

応用化学コース

素材や材料に関わる化学技術はすべての産業で必要とされています。

32.0倍(求人数:702件/就職活動者:22人)

環境工学コース

業種を問わず、さまざまな就職先で環境に関われる可能性があります。

71.3倍(求人数:570件/就職活動者:8人)

生命工学コース

研究開発職や技術職として活躍する修了生が多くいます。

35.0倍(求人数:245件/就職活動者:7人)