結果報告

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NEDO講座大阪会場講義を実施しました

大阪工業大学は医療福祉ロボットをメインテーマに本学梅田キャンパス(大阪市北区)でNEDO講座(大阪会場)を開催し、社会人46人が参加しました。
6月23日午前は2F セミナー室において、デザイン思考、テクノロジー、MOT(技術経営)分野それぞれの有識者に講演いただきました。

サービスロボットの事業化を成功させるヒント大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部ロボット工学科
本田 幸夫 教授

人ごみにロボットが入るとストレスになる場合が多く、人とロボットの共存にはまだまだ高い壁があると解説がありました。一方で、介護に頼らないロボットを使った自立支援は課題先進国である日本が世界の模範になれるチャンスがあると説明し、これらの出口は健康寿命の伸長であることを強調されました。
リハビリテーションからノーマライゼーションへ。すなわち障がい者や高齢者が、一般市民と同様の生活・権利などが保障されるように環境整備を目指す重要性について語られました。

MOT視点からみた健康・医療・福祉ロボットの展開は
何処へ向かう?県立広島大学大学院経営管理研究科(MBA) 吉長 成恭 客員教授
英国の医療制度を約20年、定点観測された経験から、患者自らが健康であることを認知させるシステム「Simple Tele Health」を紹介。このシステムは携帯電話のショートメールサービス機能を生かして自宅にいながら病院の保健師とつながることができ、さらに患者自身が健康状態を把握しながら送信できるもの。高齢者向けのシステムだが、高齢者の子ども世代である30歳~50歳をマーケットにしたことが普及できた要因であったと説明されました。
また、人、時、場所の間の空間にある感性デザインが近年注目を集めていると解説。例えば、エアアロマなど目に見えない香りをデザインし、アロマブランディンとして集客している施設なども事例として挙げられました。
医療・福祉分野におけるイノベーションへの招待
大阪大学が進めるバイオデザインについて大阪大学大学院医学系研究科バイオデザイン学共同研究講座
八木 雅和 特任准教授
イノベーションの例としてスマートフォンを挙げ、既存技術の組み合わせで価値を作り、市場を創造したと説明されました。イノベーションの失敗例は2つあり、1つは「Technology push」、ハイスペックすぎる製品がイノベーションとは限らないこと。2つ目は「Bad Framing」、ユーザーニーズを点としかとらえておらず全体像をつかめていないことを主張されました。また、本当のニーズは現場に落ちており、Y(適切な対象)にとって、Z(期待される成果)をもたらすために、X(問題解決のベスト)する方法というNeed Statementをシンプルに描けることが成功への鍵であると参加者に語りかけました。

北岡 和義

徳島大学 教養教育院 イノベーション教育分野 講師

徳島大学大学院医学研究科博士課程修了。徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部分子栄養学分野COE研究員、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部統合生理学分野COE研究員、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生理機能学分野助教を経て現在に至る。専門分野は環境生理学、体力医学、イノベーション教育学。

西應 浩司

大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部空間デザイン学科 准教授

京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士後期課程機能科学専攻修了。博士(学術)北海学園大学工学部建築学科准教授などを経て、2007年から現職。専門は都市計画、インテリアデザイン。

北村 浩

摂南大学経営学部経営情報学科 教授

IBM GBS(Global Business Services)出身。グローバル日本企業向けビジネスコンサルティング、コンプライアンスコンサルティングの推進。専門は、ITサービスデザイン、リーガルテクノロジー、事業デューデリジェンス。主な活動業界団体(スマートIoT推進フォーラム、ITS Japan、営業秘密保護推進研究会)。民間MOTスクールでのマネジメント職のスキル育成、中央官庁職員向け情報リスクマネジメント教育の委託事業。博士(政策科学)。

北垣 和彦

大阪工業大学ロボティクス&デザインセンター室長

パナソニックのロボット社長プロジェクトであったロボット事業化推進プロジェクトの事業企画責任者。社内ベンチャー企業の立ち上げ等も経験。NEDOロボット白書執筆メンバー等、ロボットに関する対外活動にも取り組み、2015年1月から大阪工業大学ロボティクス&デザインセンターを担当。

油井 毅

大阪工業大学ロボティクス&デザインセンター担当係長

ロボティクス&デザインセンター アカデミックアドミニストレータ。岩谷産業では民生用LPガスのエリアマーケティング、新規営業、M&Aなどを担当。常翔学園広報室を経て、2015年10月から現職。同志社大学大学院総合政策科学研究科技術・革新的経営専攻博士課程修了。博士(技術・革新的経営)。専門は製品・サービスの普及、イノベーション人材育成。

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