学科の学びと産学連携型クラブで
技術と商品開発プロセスを学ぶ

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高校時代に、あるロボットのキャラクターに興味を持ったのが本学科への進学理由です。キャンパスが梅田にあるので、通いやすく大学周辺にはさまざまな商業施設をはじめ、どこへ行くにもアクセスが良いのも気に入りました。

これまでの授業で印象に残っているのは、ものづくりデザイン思考実践演習です。そのときはゴミ対策をテーマにグループで解決方法に取り組みました。私たちが考えたのは、動くゴミ箱です。ゴミ箱が自動的に歩道を巡回する仕組みをつくれば、ゴミのポイ捨てを防ぐことができると思ったのです。プランだけでなく実際にゴミ箱ロボットのプロトタイプ(試作機)も製作しました。振り返ると、この授業では問題に対して解決するプロセスや仲間とひとつのことに取り組む協調性などが養われたと思います。

授業ではありませんが、企業とコラボしてものづくりなどに取り組むRDクラブ(産学連携プロジェクト)もユニークな経験でした。このときはドローンの新しい活用をテーマにした開発で、ドローンに車輪をつけ、羽根の向きを変えられるようにすれば、狭い場所でも撮影できると考えたのです。最終的には、パワーポイントでスライドを作成して企業の方や先生方にプレゼンテーションを行いました。商品開発と同じようなプロセスなので、就職してからも役立つと感じました。

研究室に入ってからはクラゲロボットの開発をしました。本物のクラゲの動きを再現するために、バッテリの内蔵方法や駆動制御方法を何度も試行錯誤して完成させることができました。本学科で専門知識を得たことに加えて、多くの開発を経験できたことは、社会に出てもきっと役立つと思います。