得点調整

現在は、2025年度入試情報を掲載しています。
2026年度入試情報は2025年9月初旬に掲載予定です。

公募制推薦入試および一般入試の独自試験では、得点調整を行い、受験者個々の得点を補正したうえで、高得点順に合格者を決定します。

公募制推薦入試や一般入試前期A日程・B日程・後期D日程の各日程における問題作成にあたっては、難易度が均一になるよう十分に配慮して作成しています。しかし、実際には問題難易度に差が生じ、試験科目によりバラつきが生じる場合があります。
そのため、有利・不利が生じないよう、試験日、試験科目に関わらず、原則として「中央値補正法」を用い、各試験教科の中央値が得点率60%になるよう補正(得点調整)します。

中央値補正法

科目間の点数を調整するための方法です。
各科目の成績順位の中央に位置する人の得点(中央値)が、満点の60%の点数(150点満点の場合は90点)となるように全体を補正するものです。
101人受験した場合、51番目の人の得点が中央値となります。

具体的には次のようになります。

素点
科目 物理 化学
席次 / 満点 150点 150点
1 150 150
2 140 120
3 130 110
4 120 100
5 110 90
6 100 80
7 90 70
8 80 60
9 70 50
10 60 40
11 0 0
平均点 95.5 79.0
補正点
科目 物理 化学
席次 / 満点 150点 150点
1 150 150
2 138 124
3 126 116
4 114 107
5 102 99
6 90 90
7 81 79
8 72 68
9 63 56
10 54 45
11 0 0
平均点 90.0 84.9

上の表は、物理の得点が高く、化学の得点が低い例です。
ここで選択した科目によって有利不利が起きないよう、中央値補正法で得点を再計算します。成績順の中央に位置する席次6番目の受験生の得点を90点に補正します。150点と0点は素点のままです。他は、上の数式を当てはめ、補正点を算出します。