デザイン思考を実践的に学び
機械学習を応用して社会のニーズに応える

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私が本学科で学んで良かったと思うのは、ものづくりに関して、さまざまな経験ができたことです。新商品の考案や社会課題の解決策、空間デザイン学科の学生と共同で課題に取り組んだこともあります。そうしたものづくりに関する授業が1年次からあり、ニーズから製品やサービスを生み出すプロセスを体験的に学ぶことができました。

特に3年次のものづくりデザイン思考実践演習は、学外に飛び出して実際に小学生を対象としたロボット教室を開催するもので、それまでの学修の総決算となりました。ロボット教育のニーズが高まっていることを背景とし、講義内容を考えたり、進め方を決めたり、小学校の先生方との打ち合わせを行うなど、普段の授業ではできない多くの体験ができました。

研究室では、機械学習を用いた研究を行っているのですが、単にプログラミングをするだけでなく、社会ニーズやその背景までしっかり把握したうえで取り組めるのは、こうした学修を4年次まで積み上げてきたからです。

本学科では、同じような目的を持っている友人がいることや、先生、先輩のサポートを受けることが自分の成長につながります。プログラミングはともすれば、自分だけの世界にこもりがちになるのですが、第三者のフィードバックを受けることで新たな発見や気付きが得られるからです。社会人として働きはじめても、社会のニーズを読み取り、人に喜んでもらえるシステムを開発したいと考えています。