3年次で卒業要件を満たし
早期進学制度を利用して大学院に進学

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本学科の早期進学制度のことは本学に入学する前から知っていましたが、入学直後は大学院へ進学することは、将来の選択肢のひとつでしかありませんでした。ですが本学科で学ぶうちに、知的財産の専門家としてビジネスに携わると、想像以上に自分の可能性が広がると感じて、早期進学制度を利用して、大学院で学ぶことを決意したのです。

例えば、知的財産といえば、特許や意匠などの権利を守る知識に思われがちですが、特許を調べることで、それを活用した新しいビジネスのアイデアが生まれたり、すでに特許がある研究を避けることができたりします。大学院へ進学し、より広く、深く学ぶことは、そうした知的財産の活用に関してさらなる知見が得られるのです。

また、本学科では、事業企画、研究開発・商品企画なども学修します。3年次に履修した「知的財産経営探求」では、新規事業のシミュレーションを行いました。業種や店舗の形態などをグループでディスカッションし、プレゼンテーションの資料をつくり、発表する授業です。地方再生をテーマにした取り組みでは、観光産業の振興について研究したこともあります。人を集めて、収益を上げる方法について考察しましたが、そうした過程において、知的財産の知識を生かしています。

確かに知的財産の学びは、弁理士などの専門家の道もありますが、マーケティングや商品開発など、ビジネスの中で多岐にわたる活躍の場があると私は考えています。そうした人材になれるように大学院ではもっと学びたいと考えています。